Label IT® non-RI Labeling & Modifying Kits

Label IT® MFP488の光退色抵抗性

Label IT MFP488で標識したプラスミドDNAとFluoresceinで標識したプラスミドDNAとの比較
図1.Label IT MFP488で標識したプラスミドDNAはLabel IT Fluoresceinを用いて標識したプラスミドDNAと比較して光退色に抵抗性をもつ。

  • プラスミドDNAをLabel IT MFP488またはLabel IT Fluoresceinを用いて標識し、精製したDNAをHeLa細胞へTransIT-LT1 Transfection Reagentを用いてトランスフェクションした(TransIT-LT1 Transfection Reagent:DNA=3:1)。遺伝子導入して2時間後の細胞を蛍光顕微鏡にて油浸レンズを用いて観察した(63X、Zeiss社 Axiovert)。FITC光源による2分間の光退色処理を行った前後の写真を示す。
  • 2分間の光退色処理を行った前後の画像をImage J software(NIH)を用いて解析し、光退色後に残存する蛍光値を算出した(平均値と標準偏差を示す)。

Label IT MFP488で標識したプラスミドDNAとLabel IT Fluoresceinで標識したプラスミドDNAとの低いph条件での比較
図2.Label IT MFP488で標識したプラスミドDNAはLabel IT Fluoresceinで標識したプラスミドDNAと比較して低pH条件での光退色における抵抗性をもつ。

Label IT MFP488 または Label IT Fluoresceinを用いて低密度条件(65 bpあたり1標識)にてプラスミドDNAを標識した。標識後、精製したDNAを異なるpHバッファーにて希釈した(50 mM HEPES, pH8, 100 mM MES, pH5.4, and 100 mM MES, pH3)。各pH条件における蛍光強度を測定し(テカン社 ジェニオス)、50 mM HEPES, pH8の値を100としたときのそれぞれの値を示した。

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