Acrolein-Lysine Adduct Competitive EIA Kit

組織抽出物をサンプルとした測定例

Acrolein-Lysine Adduct Competitive EIA Kit

正常マウス各摘出組織を秤量後、小型簡易型ホモジナイザーTaKaRa BioMasher Standard (Sterile)(製品コード 9791A/B)を用いて、免疫沈降用Lysis Bufferで可溶化を行い、サンプルを調製した。各サンプルは、10倍希釈から20、40、80倍の希釈段階をとって測定を行ったが、信頼性のある測定範囲に入ったのは10倍希釈の測定値であった。10倍希釈での測定値を採用し、可溶化Lysis Buffer値を差し引いて算出した。
なお、サンプルB、C、Dは同一個体からの同時摘出物である。

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サンプル

組織

湿潤重量

抽出液量

実測値(×10)
(nmol/ml)

原液換算値(nmol/ml)

組織1 mgあたりのAcrolein-Lysine Adduct値(nmol/mg)

A

ICRマウス 肝臓

420 mg

1 ml

10.6

71

0.169

B

BALB/cマウス脾臓

 40 mg

1 ml

  4.37

 9

0.225

C

BALB/cマウス脳

250 mg

1 ml

  7.75

43

0.172

D

BALB/cマウス腎臓

 50 mg

1 ml

 5.5

20

0.400

E

Lysis Buffer

-

1 ml

 3.5

 0

-


【結果】
腎組織にアクロレイン付加体の集積傾向がみられた。
尿とともに排出される過程を捉えている可能性が示唆された。

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