SmartChip® Real-Time PCR System

反応ボリュームとウェルあたりに分注されるコピー数との関係

SmartChip Real-Time PCR Systemは低濃度(3~10 ng/μl)のサンプルでも、100 nl/wellの反応ボリュームでリアルタイムPCRを行うシステムのため、前増幅を必要としない効率的なリアルタイムPCRが行えます。なお同じ濃度のサンプルでも、少ない反応ボリュームでリアルタイムPCRを行うシステムでは、1ウェルに分注されるDNAコピー数が少なくなり、前増幅が必要となる場合があります。SmartChip Real-Time PCR Systemは一度に5,184反応の多サンプル解析を可能としながら、リアルタイム PCRの反応効率・作業効率の良さを維持しています。



上図の様に反応ボリュームが100 nl/wellと10 nl/wellの場合では同じ濃度(0.5 ng/μl)のDNA溶液であっても、ウェルあたりに分注されるコピー数が異なります。ウェルあたりのコピー数はSmartChip Real-Time PCR Systemの100 nl/wellの反応ボリュームの方がより多く分注されます。

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