Takara IVTpro™ mRNA Synthesis System

IVTで合成したRNAの回収方法の比較(収量および性質の比較)

LiCl沈殿法とスピンカラム法によるRNA簡易精製

A.LiCl沈殿法とスピンカラム法によるRNA簡易精製


<方法> CleanCap Reagent AG (3’ OMe) およびN1-メチルシュードUTPを含むIVT反応でFLuc mRNAを合成し、LiCl沈殿法もしくはスピンカラム法により簡易精製しました。

<結果> LiCl沈殿法と比べスピンカラム法で溶出を1回実施した場合は、得られるRNA量は低くなりましたが、溶出を2回実施(50 μl×2)することでLiCl沈殿法と同程度の収量でした。スピンカラム法においては、溶出は2回実施することを強く推奨します。





簡易精製法により得られたFLuc mRNAのHEK293T細胞での発現

B.簡易精製法により得られたFLuc mRNAのHEK293T細胞での発現


<方法> A で得られたRNAの0.5 μgを、TransIT-mRNA Transfection Kitを用いてHEK293T細胞にトランスフェクションしました。

<結果> 24時間後の細胞を回収し、FLucの活性を測定したところ、どちらも市販のFLuc mRNA positive controlと同等以上の活性を確認しました。

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