Oxford Nanopore Technologies(ONT)のロングリードシーケンサーを使用し、一度のシーケンスで環状プラスミドの全長配列を決定することができます。
従来のサンガーシーケンスのようなシーケンスプライマーやPCRによる増幅は不要で、クローニング遺伝子を含むプラスミドの全長配列が取得可能です。さらにEPI2MEアプリケーションを利用することで、
de novoアセンブリによる高精度な環状プラスミド配列を構築することができます。
ONT社資料より
10 kb以上の長鎖マルチプレックスPCRを用いたロングリードシーケンス解析も可能です。
プラスミドDNA
以下の点にご注意の上、解析検体を調製してください。
*1 二本鎖DNAを対象とした蛍光定量法での測定を推奨します。
*2 50~300 kbの場合、納品物の仕様が異なりますので、別途ご相談ください。
*3 弊社では受入DNAの品質検定は実施いたしません。10 ng/µlになるように濃度を調整して送付ください。溶媒はdH
2O、Low-EDTA TE(pH8.0)でお願いします。
- 界面活性剤、変性剤、キレート剤、高濃度の塩を効率的に除去する抽出Kitを選択ください。
- NanoDropで測定する場合には、OD260
/OD280が1.8以上、OD260
/OD230が2.0~2.2が推奨値となります。
- アガロース電気泳動またはパルスフィールドゲル等で想定サイズに明瞭なバンドがあることを送付前に確認ください。
プラスミド配列リスト(以下の情報を含むVCFまたはタブ区切りテキスト形式)
- プラスミドサイズ(bp)
- プライマー配列※
- リファレンス全体配列※
- インサート配列※
※任意となりますが、解析精度の向上や納品情報が豊富になります。
■送付容器について
- ゲノムDNAサンプルは1.5 mlチューブでご提供ください。0.2 ml、0.5 ml、8連チューブでのご提供はご遠慮ください。
プライマー配列リストはファイル転送サービスもしくはクラウドストレージ経由でご送付ください。送付方法の詳細はご依頼時に相談ください。