製品説明
pKF18k-2はカナマイシン耐性遺伝子にダブルアンバー変異を持つpUCタイプベクターであり、本ベクターで形質転換した場合、JM109等のsupE株ではカナマイシン含有プレート上で増殖できるが、MV1184等のsup0株では増殖できない。この性質を利用してOligonucleotide-directed Dual Amber(ODA)法Site-directed Mutagenesisに利用することができるベクターである。
またJM109等のsupE株を宿主とすると通常のベクターと同様、外来遺伝子のα-相補性を利用したクローニングやlacプロモーターを利用した遺伝子発現も可能である。lacZ’遺伝子中にはpUC18と同じマルチクローニングサイトを持ち、その開始コドン(ATG)の位置にNde I切断配列(CATATG)が導入してある。
保存
-20℃
濃度
0.5 μg/μl
形状
10 mM | Tris-HCl(pH8.0) |
1 mM | EDTA |
GenBankへの登録
| Entry Name | Accession No. |
pKF18k | SYNAPG3G | D63846 |
注) GenBankに登録されているpKF18kの配列は、
Nde I部位の前のCが欠失した2,203 bpのものであるが、タカラバイオで販売しているものは
Nde I部位の前のCが含まれた2,204 bpのものである。
鎖長
pKF18k-2:2,204 bp
品質管理データ
用途
●ODA法を利用したSite-directed Mutagenesis
●外来遺伝子のα-相補性を利用したクローニング
●M13 Primersを用いたDNAシーケンシング
●lacプロモーターを利用した遺伝子発現