製品説明
本製品は、株化細胞マウス胎仔由来のマウス線維芽細胞3T3-L1(ATCC CaNo. CL-173)、ラット褐色/白色脂肪前駆細胞、マウス/ラット/ウサギ骨髄細胞などの動物細胞を効率よく脂肪細胞へと分化誘導する試薬である。
3T3-L1細胞は休止期に入ると脂肪細胞へと分化する性質を持っているがインシュリン、デキサメタゾン(DEX)、3-イソブチル-1-メチルキサンチン(IBMX)などのいくつかの薬剤で刺激することにより効率よく分化することが知られており、脂肪細胞分化の研究に広く用いられている。本キットには分化誘導する3種類の試薬(インシュリン、3-イソブチル-1-メチルキサンチン、デキサメタゾン)が含まれており、各細胞に適した培地に添加して培養するだけで脂肪細胞へと分化させることができる。
内容
1セット(分化培地100 ml分+維持培地200 ml分)×3回分
分化培地用添加試薬(培地100 ml分) |
1. Insulin solution (最終濃度10 μg/ml)* | 1 ml |
2. Dexamethasone solution(最終濃度2.5 μM)* | 0.5 ml |
3. 3-isobutyl-1-methylxanthine solution(最終濃度0.5 mM)* | 0.1 ml |
|
維持培地用添加試薬(培地200 ml分) |
4. Insulin solution (最終濃度10 μg/ml)* | 1 ml×2 |
* 培地に所定の量を加えた場合の最終濃度です。
注意:ご使用前には、-20℃から取り出し解凍後、チューブの蓋などに付着した液を底に落とすために軽くスピンダウンしてからご利用ください。
保存
-20℃
関連のオンラインガイドはこちら
幹細胞・再生医療研究ガイド
タカラバイオで展開している幹細胞研究のための試薬・受託サービス選択ガイドの他、関連情報をまとめています。