製品説明
LabelIT RNAi Delivery Controlは、Cy3またはFluoresceinで標識済の短鎖二本鎖RNAで、通常のsiRNAと同じ長さ、構造を持つ。本製品の配列は、どの哺乳類動物の遺伝子にもホモロジーがなく、どの細胞内の機能にも影響を及ぼさない。本製品を導入することにより、in vitroまたはin vivoでの細胞内での局在化を可視的にモニターすることが可能であり、dsRNAの導入効率が確認できる。また、本製品と目的siRNAとをCo-trasnfectionすることも可能である。
本製品の標準的な使用濃度は、TransIT TKOを用いたin vitroでのトランスフェクションでは、最終濃度25 nMである。本製品10 μgで300 μlの培地を含む24-well plateの場合100 well分に相当する。また、TransIT QR Delivery Solutionを用いた場合の1回あたりのマウスへの注射量は約25 μgである。
LabelIT Plasmid Delivery Control は、Cy3またはFluoresceinで標識済の二本鎖環状プラスミド(2.7 kb)である。本製品を導入することにより、in vitroまたはin vivoでの細胞内での局在化を可視的にモニターすることが可能であり、プラスミドDNAの導入効率が確認できる。また、本製品と目的プラスミドとCo-trasnfectionすることも可能である。
本製品の標準的な使用量は、TransIT LT-1を用いたin vitroでのトランスフェクションでは、24-well plateの場合は1 wellあたり0.5 μg、6-well plateの場合は1 wellあたり2 μgである。また、TransIT In Vivo Delivery Systemを用いた場合の1回あたりのマウスへの注射量は10~25 μgである。
保存
-20℃(遮光保存)
形状
Label IT RNAi Delivery Control
10 nM in RNAi Dilution TE Buffer (50 mM Tris-HCl, 100 mM NaCl, pH7.5)
(10×RNAi Dilution Buffer添付)
Label IT Plasmid Delivery Control
0.5 μg/μl in TE Buffer (10 mM Tris-HCl, 1 mM EDTA, pH7.5)
励起・蛍光波長
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Excitation |
Emission |
Cy3 |
594 nm |
570 nm |
Fluorescein |
495 nm |
518 nm |
Label ITはMirus Bio社の、CyはGE Healthcare社の登録商標です。