本ベクターは、サイトメガロウイルス(CMV)最初期プロモーターから蛍光タンパク質を構成的に発現する。赤色タンパク質 DsRed-Express、tdTomato、E2-Crimsonは蛍光顕微鏡で検出可能であり、トランスフェクションを直接視覚化することができる。また、セルソーターにより細胞を分離し、単独または複数のベクターを導入した細胞を濃縮することもできる。導入細胞は細胞遊走アッセイなど細胞全体の蛍光標識を必要とするアッセイにも利用可能である。
各ベクターは任意の標準的な導入法を用いて哺乳類細胞に導入でき、必要に応じて、ネオマイシン(G418)選択により安定形質導入株も取得できる。
図1. pCMV-FPベクター