哺乳類細胞用のpBIバイディレクショナル発現ベクターは、2つの遺伝子(2種類の目的遺伝子、または目的遺伝子とレポーター遺伝子)を構成的に発現する。マルチクローニングサイト上の各遺伝子はヒトサイトメガロウイルスプロモーター(
PminCMV)から両方向に転写される。
クロンテックのユニークなレポーター遺伝子とも組み合わせて使用できる。
- pBI-CMV1ベクターは2つの目的遺伝子を構成的に発現する。
- pBI-CMV2ベクターは目的遺伝子とAcGFP1を構成的に発現する。
- pBI-CMV3ベクターは目的遺伝子とZsGreen1を構成的に発現する。
- pBI-CMV4ベクターは目的遺伝子とDsRed2を構成的に発現する。
- pBI-CMV5ベクターは目的遺伝子と分泌型ルシフェラーゼ MetLucを構成的に発現する。(pBI-CMV5ベクターはBidirectional Secreted Luciferase Systemの構成品としてのみ販売している。)
なお、安定発現株を作製するためには別途、抗生物質耐性遺伝子を含んだベクターとコトランスフェクションする必要がある。