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解凍後の心筋細胞をMEDプローブ(アルファメッドサイエンティフィック社製)に播種後、4~9日目にBPM(Beats per Minute)が 35以上を示すプローブについて、細胞外電位測定装置(同社製)を用いて薬剤応答性を確認した。IKr阻害剤(E-4031)、IKs阻害剤(Chromanol 293B)、Naチャネル及びIKr阻害剤(Mexiletine)についてはFPDcFの延長、Caチャネル阻害剤であるVerapamilについてはFPDcFの短縮が確認された。また、E-4031及びMexiletineに関しては、高濃度の場合において不整脈様の波形(EAD/TA;Early after depolarization/Triggered activity)が観察された。
フィブロネクチンコートした培養用プレートへ継代した解凍後の心筋細胞を、4%パラホルムアルデヒドで固定し、各タンパク質に特異的な抗体を用いて染色した。その結果、ほぼすべての細胞で心筋マーカータンパク質cTnTの発現が確認できており、純度の高い心筋細胞であることが確認された(左図)。また、MLC2AとMLC2Vの染色像から、MiraCell Cardiomyocytes (from ChiPSC12) は、ほとんどの細胞で心室筋細胞マーカーであるMLC2Vが発現していることが確認された(中図)。また、α-actininの染色により、特徴的なサルコメア構造が確認された(右図)。さらに、各種イオンチャネル遺伝子の発現(SCN5A、KCNQ1、CACNA1C、KCNH2など)についても確認できた(詳細データ非開示)。
リンパ球拡大培養用培地
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