シーケンス反応時に取り込まれなかったダイターミネーターは、シーケンス結果の解析に悪い影響を及ぼす。反応液中に残ったダイターミネーターを効率よく除去し、バックグラウンドを低減することで、より高品質のシーケンス解析結果を得ることができる。
NucleoSEQ Columnは、サイズ分画用のゲルマトリックスを充填したミニスピンカラムで、シーケンス反応液中の低分子ダイターミネーター、塩類、ヌクレオチド、プライマーなどの不純物をゲル中に保持することにより、ラベル化されたDNA断片のみをカラムから高回収率で回収することができる。
NucleoSEQ Columnには、室温で長期保存ができるように乾燥状態のゲルレジンが充填されており、水を加えると約30分で膨潤する。膨潤ゲルは4℃で14日間、保存可能である。
原理 | ゲルろ過法 |
形状 | ミニスピンカラム |
サンプル量 | 20 μl シーケンス反応液 |
精製時間 | 5分(ゲルの膨潤時間は含まない) |