製品説明
NucleoBond FinalizerはNucleoBond Columnで精製したプラスミドDNAやコスミドDNA溶液の迅速な濃縮や脱塩処理に使用できるプラスミドDNA収集フィルターである。イソプロパノールを加えて沈殿させたDNAをフィルターにかけ、低塩濃度バッファーで溶出することによりDNAを回収する。時間を要するイソプロパノール沈殿の遠心分離ステップを省略でき、また、遠心後の見えにくいDNAペレットの消失やDNAの不溶化などの問題を回避することができる。
Finalizerで溶出したDNAはすぐに様々なアプリケーションに使用することができる。
| NucleoBond Finalizer | NucleoBond Finalizer Large |
原理 | シリンジフィルター法 |
サンプル | 陰イオン交換クロマトグラフィー精製溶出後のプラスミドおよびコスミドDNA溶液 |
プラスミドDNAサイズ | 2~50 kb |
回収量 | 60~90% |
濃度 | 0.1~3 μg/μl |
溶出液量 | >200 μl | >400 μl |
調製時間 | 5分 |
残留塩化物濃度 | <0.3 μg/μl |
結合容量 | 500 μg | 2,000 μg |
適合製品 | NucleoBond Xtra Midi NucleoBond Xtra Midi EF NucleoBond PC 100 NucleoBond PC 500 NucleoBond PC 500 EF | NucleoBond Xtra Maxi NucleoBond Xtra Maxi EF NucleoBond PC 2000 NucleoBond PC 2000 EF |
内容
・NucleoBond Finalizers(またはNucleoBond Finalizers Large)
・30 ml Syringes
・1 ml Syringes
(注)通常タイプにはシリンジが各2本、Plusタイプには各20本含まれている。
本製品以外に必要な試薬
・イソプロパノール
・70%エタノール
保存
室温
操作手順
用途
- 陰イオン交換クロマトグラフィー法により精製・溶出したプラスミドおよびコスミドDNAの濃縮および脱塩処理
- 精製されたDNAはトランスフェクション、in vitro転写反応、シーケンス解析、ハイブリダイゼーションおよびPCRなどに使用可能
NucleoBondはマッハライ・ナーゲル社の登録商標です。