製品説明
DNAiso Reagentは、動植物組織や培養細胞、微生物から簡便かつ迅速にゲノムDNAを抽出するための試薬である。組織や細胞をDNAiso Reagent中で破砕した後、破砕液にエタノールを添加することにより、白い沈殿物としてゲノムDNAを回収する。
本製品を用いて抽出されたゲノムDNAは、PCR、サザンブロッティング、ゲノムライブラリー構築等に用いることができる。
内容
・DNAiso Reagent
* 100 ml
* | タンパク質変性剤が含まれているので、皮膚や衣服などへの接触を避けてください。万が一、目や皮膚についた場合は、直ちに多量の水で洗い流し、医師の診断を受けて下さい。
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保存
室温
本製品以外に必要な試薬(主なもの)
- エタノール、75%エタノール
- クロロホルム(植物組織からの抽出の際に使用)
- TE Buffer (pH8.0)
- 8 mM NaOH(溶けにくいゲノムDNAの溶解時に使用:調製後1ヵ月以内に使用する。調製後6ヵ月以内の2~4 M NaOH溶液を希釈して調製してもよい。)
- HEPES溶液(溶けにくいゲノムDNAの溶解時に使用:中和用)
- RNase A(混入したRNAを除く場合)
DNAiso Reagent 1 mlで処理できる試料量の目安
試料の種類 | 試料の量 |
接着細胞 | 10 cm2シャーレ培養分 |
浮遊細胞 | 1×107~3×107個 |
動物組織 | 25~50 mg |
植物組織 | 50~500 mg |
酵母、グラム陽性菌 | 1×108~3×108個 |
グラム陰性菌 | 1×109~2×109個 |
DNAisoによる標準的なDNA抽出量
試料の種類 | 試料の量 | ゲノムDNA収量(目安) |
マウス肝臓 | 100 mg | 100~400 μg |
マウス腎臓 | 100 mg | 300~400 μg |
マウス心臓 | 100 mg | 200~300 μg |
浮遊細胞HL60 | 1×107個 | 50~70 μg |
トマトの葉 | 1 g | 10~200 μg |
E. coli | 1×109個 | 3~5 μg |