製品説明
ヒト血漿由来フィブロネクチンを抗原としたマウスモノクローナル抗体
クローン番号 |
特異性 |
サブクラス |
FN12-8 |
細胞結合ドメイン |
マウスIgG1 |
FN30-8 |
細胞結合ドメイン |
マウスIgG1 |
内容
モノクローナル抗体(凍結乾燥品) 0.4 mg
保存
4℃
復元後(2.0 mg/ml)は必要に応じて分注し-20℃保存で1年、もしくは防腐剤を加えて4℃で6ヵ月をめどに使用する。
由来
ヒト血漿由来フィブロネクチン感作BALB/cマウス脾臓細胞とマウス骨髄腫細胞P3U1を融合して得たハイブリドーマを、BALB/cマウスの腹腔内で増殖させて得られた腹水
製法
カラムクロマトグラフィーによりイムノグロブリン(IgG)として精製後、1.0%ウシ血清アルブミンを含む10 mM PBS(pH7.4)に溶解して凍結乾燥。
抗体の復元
純水200 μlに溶解する(2.0 mg/ml、防腐剤を含まない)。
希釈液
10 mM PBS(pH7.4)
1.0% ウシ血清アルブミン
0.1% アジ化ナトリウム
ドメイン構造
1: |
フィブリン&ヘパリン結合ドメイン |
|
2: |
コラーゲン結合ドメイン |
3: |
ヘパリン結合ドメイン |
4: |
細胞結合ドメイン |
SAS |
:Synergistic adhesion site |
5: |
ヘパリン結合ドメイン |
RGDS |
:Arg-Gly-Asp-Ser |
6: |
フィブリン結合ドメイン |
CS |
:Connecting segment |
フィブロネクチンのサーモリシン限定分解断片と各モノクローナル抗体の認識ドメイン 交差反応
FN30-8 | : | ウシ、ブタ、ウサギ、ラット抗原とは反応しない。 |
FN12-8 | : | ウシ抗原と反応する。ブタ、ウサギ、ラット抗原とは反応しない。 |
用途
非還元非加熱条件でのウェスタンブロッティング、凍結切片の免疫組織染色(10μg/ml)
FN12-8、FN30-8:接着阻害実験
FN12-8、FN30-8:還元条件でのウェスタンブロッティング(1~10μg/ml)
FN12-8、FN30-8:パラフィン包埋切片の免疫組織染色(10μg/ml)
図 プレート固相化ヒト血漿フィブロネクチンに対するNRK-49F細胞の接着と各種モノクローナル抗体による阻害(文献1より) 関連資料