ヒトM1/M2マクロファージ

  • ヒトM1/M2マクロファージの機能を保持した凍結細胞で、すぐに接着培養が可能
  • M1マクロファージはCD68、CD80陽性/M2マクロファージはCD68、CD163陽性
  • M1/M2-マクロファージ分化培地XFを使用することで、xeno-freeでケミカリーデファインドな培地での培養が可能
  • 任意のサイトカインを添加することでマクロファージの活性化が可能(Technical Notes参照)
ヒトM1/M2マクロファージチラシ画像
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
C-12914

PCI

PromoCell社
ヒト単球由来 M1 マクロファージ:Human M1 Macrophages (GM-CSF), Monocyte-derived, single donor
1.5×106 viable cells/vial ¥292,000
説明書・データシート・ベクター情報
D10137
C-12916

PCI

PromoCell社
ヒト単球由来 M1 マクロファージ:Human M1 Macrophages (GM-CSF), Monocyte-derived, single donor
取寄
5×106 viable cells/vial ¥760,000
説明書・データシート・ベクター情報
D10139
C-12915

PCI

PromoCell社
ヒト単球由来 M2 マクロファージ:Human M2 Macrophages (M-CSF), Monocyte-derived, single donor
1.5×106 viable cells/vial ¥292,000
説明書・データシート・ベクター情報
D10138
C-12917

PCI

PromoCell社
ヒト単球由来 M2 マクロファージ:Human M2 Macrophages (M-CSF), Monocyte-derived, single donor
取寄
5×106 viable cells/vial ¥760,000
説明書・データシート・ベクター情報
D10140
C-28055

PCI

PromoCell社
M1-マクロファージ分化培地 XF:M1-Macrophage Generation Medium XF
取寄
250 ml ¥150,000
説明書・データシート・ベクター情報
D12125
C-28056

PCI

PromoCell社
M2-マクロファージ分化培地 XF:M2-Macrophage Generation Medium XF
取寄
250 ml ¥150,000
説明書・データシート・ベクター情報
D12126
C-28057

PCI

PromoCell社
マクロファージ基本培地 XF:Macrophage Base Medium XF
取寄
250 ml ¥44,000
説明書・データシート・ベクター情報
D12127
C-41330

PCI

PromoCell社
マクロファージ剥離用試薬:Macrophage Detachment Solution
取寄
250 ml ¥22,000
説明書・データシート・ベクター情報
D13127
カートにいれる

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(ご注意)細胞の培養には、必ずPromoCell社の専用培地をご使用ください。

Certificate of Analysis(CoA)について

下記のPromoCell社ウェブサイトにて、細胞製品のLotナンバーを入力いただくことでCoAをダウンロードすることができます。

ヒトマクロファージについて

PromoCell社のM1/M2マクロファージは、専用培地 M1/M2 Macrophage Generation Media XFを用いてヒト単核球から分化させた、活性化前のM1/M2マクロファージの凍結細胞である。 細胞融解後にフィブロネクチンでコートされた組織培養用容器に播種することで、マクロファージの生物学的機能を保持した接着細胞として数週間維持培養することができる。また、任意のサイトカインを添加することでマクロファージの活性化をすることもできる(Technical Notes参照)。

細胞の品質規格

  • 形態観察による性状、接着率および生存率を確認
  • M1マクロファージは90%以上の細胞においてCD68陽性、70%以上の細胞においてCD80 陽性である
  • M2マクロファージは90%以上の細胞においてCD68陽性、70%以上の細胞においてCD163陽性である
  • HIV-1/-2、HBV、HCV、HTLV-1/2陰性および微生物(菌類、バクテリアおよびマイコプラズマ)汚染がないことを確認
★ HLA型試験済みの細胞ロットもご提供しています。
Luminex HLA-SSO methodにより、対象遺伝子HLA-A/B/C、HLA-DRB1の4 digit resolution typing (e.g.HLA*01:01,*02:01)の結果を有償で納品します。
ご要望のHLA型がありましたら、こちらにお問い合わせください。

保存

細胞:液体窒素保存

到着後、ただちに液体窒素中で保存してください。
液体窒素保存ができない場合は、ただちに細胞を融解し、培養を行ってください。


培地:

基本培地は4℃で暗所保存(凍結不可)。SupplementMixは-20℃保存。Cytokine Mixは長期保存の場合は-20℃保存、4℃では2週間保存可能。基本培地とSupplementMixを混合後は4℃で6週間保存可能(凍結不可)。Cytokineを添加した完全培地は2週間以内に使い切ること(凍結不可)。使用前に必要量を分注し保温する。残りの培地は4℃で保存する。


剥離用試薬:4℃

培養に必要な試薬

  • Human Fibronectin solution
  • M1/M2-マクロファージ分化培地(製品コード C-28055/C-28056)
  • PBS w/o Ca2+/Mg2+ (製品コードC-40232)
  • ヒト血清(AB型) ※M2マクロファージを長期培養する場合に必要
ヒト単核球由来M1マクロファージの細胞形態(左)とM2マクロファージの食作用(右)
図1.ヒト単核球由来M1マクロファージの細胞形態(左)とM2マクロファージの食作用(右)

左図:100,000 cells/cm2でプレートに播種した細胞の24時間後の様子(倍率×200)
右図:pHrodo-labeled E.coliを用いてヒト単核球由来M2マクロファージのファゴサイトーシス(食作用)を観察した。
赤色は取り込まれたバクテリアを示す(細胞密度 140,000 cells/cm2、倍率×200)

ヒトM1/M2マクロファージのFACS解析結果
図2.ヒト単球由来M1マクロファージ(製品コード C-12914、C-12916)およびヒト単球由来M2マクロファージ(製品コード C-12915、C-12917)のFCM解析結果
凍結マクロファージを使用した培養の流れ
図3.凍結マクロファージを使用した培養の流れ

フィブロネクチンコートされたプレートに播種し、細胞が接着するまで4~24時間培養後、新鮮培地に交換する。その後、少なくとも24時間は培養を維持してから実験に使用する。また、任意のサイトカインを添加することでマクロファージを活性化することができる。

マクロファージ分化培地 XF:M1-Macrophage Generation Medium XF

マクロファージ分化培地は、新鮮分離された末梢血単球をM1マクロファージ、またはM2マクロファージへ簡単かつ効率的に分化させるために開発された培地である。既知組成で異種成分不含の培地であり、ヒト血清アルブミンを除いては動物由来成分やヒト由来成分を全く含んでいない。M1-マクロファージ分化培地 XF、およびM2-マクロファージ分化培地 XFは、M1マクロファージ、またはM2マクロファージへの分化に必要な成長因子やサイトカインを全て含んでいる。
本製品はヒト単球由来 M1 マクロファージ(製品コード C-12914、C-12916)、ヒト単球由来 M2 マクロファージ(製品コード C-12915、C-12917)の培養に使用できる。 また、単球接着培地(製品コード C-28051)と組み合わせることにより、新鮮分離された末梢血単核細胞を直接マクロファージに分化させることができる。詳細なプロトコールが用意されており、目的に応じた適切なサイトカインを添加してマクロファージの活性化を行うことも可能である。

マクロファージ基本培地XFはサイトカインを含まない培地で、実験目的に応じて自由にサイトカインなどの添加物を加えて使用できる。
マクロファージ剥離用試薬XFは、強く接着したマクロファージを穏やかに剥がす目的に至適化された非酵素性の試薬である。

サポート情報(PromoCell社サイト)

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