製品説明
NucleoSpin RNA Clean-up Maxiは、大量のRNAの粗精製液や酵素反応液からRNAをクリーンアップするためのキットで、mg単位のRNAの精製に利用可能である。
室温で操作することができ、RNAを分解させることなく約30分で精製RNAを得ることができる。
原理 | シリカメンブレン法 |
形状 | Maxiカラム |
サンプル量 | ~35 mg RNA |
精製サイズ | >200 bases |
回収率 | >85% |
A260/280 | 1.9~2.1 |
溶出液量 | 3~5 ml |
精製時間 | 30分 |
結合容量 | 35 mg |
内容
・Clean-up Buffer RCU (Concentrate)
・Wash Buffer RA2
・Wash Buffer RA3 (Concentrate)
・RNase-free H2O
・NucleoSpin RNA Maxi Column
・Collection Tube (50 ml)
本製品以外に必要な試薬、機器(主なもの)
試薬
・96~100%エタノール
器具
・15 mlまたは50 mlチューブ
・ピペットチップ(滅菌済)
・ピペット
・50 mlチューブ用遠心器
保存
NucleoSpin RNA Clean-up Maxi Columns:4℃
その他:室温
操作手順
用途
- 抽出RNAの再精製
- 酵素反応液からのRNA精製
- DNase処理RNAの精製
図1. クルードRNAサンプルからのRNA精製
3種類の異なるクルードRNAサンプルをNucleoSpin RNA Clean-up Maxiを用いて精製した。35.4 mgのCarrier RNAサンプルから30.1 mg、6.8 mgのブタ肝臓由来RNAサンプルから6.6 mgの精製RNAが回収でき、回収率は85~96%であった。
NucleoSpinはマッハライ・ナーゲル社の登録商標です。