サンプルをPre-Clearing ColumnとFilter unitでろ過することにより細胞残渣とEV以外のタンパク質を除く。その後、平衡化済みCapturem Spin Columnに細胞外小胞を結合させ、Wash Bufferで洗浄後、Elution Bufferで溶出する。各遠心操作は2分で、30分以内に全操作が完了する。
*遠心時間はサンプル種と量により変動する。
Capturem Extracellular Vesicle Isolation Kit(Mini)または超遠心分離によって、500 μlの血漿からN=3で細胞外小胞を分離し、ナノ粒子トラッキング解析(NTA)を行った。サイズ分布の平均を黒線、標準誤差を赤線で示した。Capturemは超遠心分離よりサイズ分布の範囲が狭く、一般的な細胞外小胞体のサイズ範囲内となっており、より高純度に分離されていることが示された。
Capturem Extracellular Vesicle Isolation Kit (Mini)を用いて母乳、唾液、脳脊髄液(CSF)、血清、尿、細胞培養上清から細胞外小胞を分離し、ナノ粒子トラッキング解析(NTA)を行った。サイズ分布の平均を黒線、標準誤差を赤線で示した。全てのサンプルから細胞外小胞が分離できており、Capturemの有用性が示された。
Capturem Extracellular Vesicle Isolation Kit(Mini)または超遠心分離(UC)によって血漿から細胞外小胞を分離し、ウェスタンブロッティングでエキソソームの陽性マーカーであるCD63、CD9、Alix、および非エキソソームタンパク質であるカルネキシン、アルブミンを検出した。CapturemではCD63、CD9、Alixがよく検出されており、カルネキシンおよびアルブミンの混入レベルは低いことが示された。
Capturem Extracellular Vesicle Isolation Kit(Mini)(A)を用いて50 μlの血漿から、超遠心分離(B)により、同一検体の300 μlの血漿からそれぞれ細胞外小胞を分離した。NucleoSpin miRNA PlasmaでmiRNAを精製し、BioanalyzerでRNA収量を調べた(25 ntのピークは内部標準)。いずれもRNA濃度は約100 pg/μlで、Capturemの方が少ないサンプル量で同等の収量が得られた。Capturem Extracellular Vesicle Isolation Kit (Maxi)(C)を用いてより多量サンプルから細胞外小胞を分離しRNA精製した。さまざまなサンプルから同等の収量が得られた。
Capturem Extracellular Vesicle Isolation Mini Spin Columns | 20個 |
Extracellular Vesicle Isolation Pre-Clearing Columns | 20個 |
Extracellular Vesicle Isolation Equilibration Buffer | 20 ml |
Extracellular Vesicle Isolation Wash Buffer | 20 ml |
Extracellular Vesicle Isolation Elution Buffer | 4 ml |