本製品は生体試料や細胞培養上清中の夾雑物を除去しつつ、細胞外小胞(Extracellular Vesicle, EV)を短時間かつ簡便に精製することが可能です。精製したEVはEV内外のタンパク質・核酸等の特性の評価、生理活性の確認等、各種分析や実験に利用可能です。
図1.EXORPTIONのワークフロー(スタンダード法)
ハイドロゲルビーズの入ったスピンカラムと付属のWash Buffer、Elution Bufferを利用する。1.5 mlマイクロチューブが利用可能な小型卓上遠心機を用いて精製が完了する。
図2.EV回収能力比較
CKD患者尿を用いて超遠心法及び他社技術と比較してEXORPTION法は、10倍近いEV回収量を達成した。
図3.EVの粒子径・粒子数の評価
ヒト尿・血清サンプルおよびHEK293細胞培養上清サンプルからEXORPTIONを使用してEVを回収し、ナノ粒子トラッキング解析(NTA)により粒子径・粒子数を評価した。いずれのサンプルからも、エクソソームを含むEVを効率的に回収、精製できていることが示された。