製品説明
ゲノムDNAのDNAメチル化の解析は、エピジェネティクス解析の一領域であり、動物ではCpG配列のシトシンがメチル化されることが知られている。特に遺伝子プロモーター領域のCpGアイランドは、そのメチル化状態が遺伝子発現制御に関与している場合があり、DNAメチル化解析の主要な解析対象領域となっている。解析にはバイサルファイトシーケンスなど様々な手法が用いられている。
EpiScope Methylated HeLa gDNAは、HeLa細胞由来のゲノムDNAをCpG methylaseを用いて高度にメチル化したものである。さまざまなDNAメチル化解析において、ポジティブコントロールとして使用することができる。
用途
以下に示すような各種メチル化DNA解析手法のポジティブコントロールとして使用する。
- バイサルファイトシーケンス
- Combined Bisulfite Restriction Analysis (COBRA)
- Methylated CpG Island Recovery Assay (MIRA)
など
保存
-20℃
濃度
100 ng/μl
形状
10 mM |
Tris-HCl (pH8.0) |
1 mM |
EDTA |
起源および調製法
ヒトHeLa細胞から抽出・精製されたゲノムDNAをCpG methylase (M. Sss I)でメチル化し、フェノール/クロロホルム抽出およびエタノール沈殿により精製したものである。
品質管理データ