製品説明
本酵素は、RNA-DNAハイブリッドのRNA鎖のみを特異的に分解する酵素である。
保存
-20℃
濃度
20~60 U/μl
形状
25 mM | Tris-HCl(pH7.5) |
30 mM | NaCl |
0.5 mM | EDTA |
1 mM |
DTT |
50% | グリセロール |
注意
本製品には反応用バッファーは添付されていない。
活性の定義
Poly (rA) ・poly (dT) を基質として用い、30℃ pH7.7において20分間に1 nmolの酸可溶性物質を生成する酵素活性を1 Uとする。
活性測定用反応液組成
40 mM | Tris-HCl (pH7.7) |
4 mM | MgCl2 |
1 mM | DTT |
4% | グリセロール |
0.003% | BSA |
24 μM | poly(rA)・poly(dT) |
品質管理データ
用途
●Okayama-Berg法によるcDNA cloning5)
●DNA-RNAハイブリッドの検出6)
●Oligo(dT)存在下におけるmRNAのpoly(A)末端の除去7)
起源
Escherichia coli HB101 containing E. coli rnh plasmid(pKH11)and regulator plasmid(pNT203)1,2,3,4)
一般的性質
●分子量
21,000
●至適pH
pH8付近
●活性化剤
Mg2+またはMn2+
●特長
本酵素は、大腸菌の過剰生産組換え体から精製され、夾雑物をほとんど含まない、きわめて純度の高い製品である。そのため高濃度であるが、大量に用いても全く問題はない。