2種類の制限酵素を同時に用いて基質DNAを切断するDouble Digestionは、時間を節約する方法として一般的に用いられている。タカラバイオでは、Universal Bufferを供給すると共に、各酵素ごとにUniversal Buffer別の相対活性を表示しているが
(参考:Universal Buffer・Basal Bufferによる制限酵素活性表示システム)、中にはDouble Digestionに使用するUniversal Bufferの選択に困る酵素の組み合わせがある。
PDF中の表は、pUC系プラスミドのクローニングサイトに切断部位を持つ酵素を中心に、Double Digestionに使用する最適なUniversal Buffer条件を示している。
なお、表中のUniversal Bufferの前に記している「数字×」は、各Bufferの最終濃度を表示している。Universal Bufferは全て10×濃度で供給しているので、0.5×は20倍、1×は10倍、2×は5倍に希釈して使用する。また、BSAも10×濃度(0.1%)なので、10倍希釈して最終濃度0.01%にして使用する。
主要制限酵素Double Digestion用推奨Universal Bufferは下記PDFをご覧ください。
主要制限酵素Double Digestion用推奨Universal Buffer一覧(PDF、143 K)