製品説明
本製品は、Latex表面上にoligo(dT)30の5’末端領域を共有結合により固定したもので、熱やアルカリ等に安定である。本製品のLatex粒子は表面積が大きく、また懸濁状態が安定であるため、polyA+ RNAと速やかに効率よく結合する。また、polyA+ RNA-Oligotex-dT30複合体は、卓上遠心機により容易に回収できるので、多数のRNA試料から同時に、しかも迅速にmRNAを回収することができる。
本製品はカラム調製の必要がなく、閉鎖系で取り扱える等Oligo(dT)-celluloseに比べて数々の利点を備えている。
保存
2~4℃ (室温保存も可能) 凍結厳禁
形状
10% (w/v) 白色懸濁液
250 mg/2.5 ml | Oligo(dT) 固定化ラテックス粒子 |
10 mM | Tris-HCl (pH7.5) |
1 mM | EDTA |
0.1% | SDS |
0.1% | NaN3 * |
* NaN
3は金属と反応して爆発性の高い金属アジドを生成することがあるので、廃棄の際は大量の水と共に洗い流してください。
性能
5 mg(50 μl)のOligotex-dT30<Super> は、1 μgのpolyA+ RNA(平均鎖長1,200 base)を含有する核酸試料から0.9 μg以上のpolyA+ RNAを精製することができる。また、5 mg(50 μl)のOligotex-dT30<Super> で最大4 μgのワクシニアウイルスpolyA+ RNAを結合することが確認されている(ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社の社内データより)。
本製品はJSRライフサイエンス社により製造されたものです。
OligotexはJSR社のトレードマークです。