概要
Pyrithiamine耐性形質転換システムは、チアミンアナログであるPyrithiamine(PT)と、その耐性遺伝子を選択マーカーとして含むベクターを組み合わせた形質転換システムである。薬剤耐性形質による選択のため、栄養要求性マーカーを必要とせず、PTに感受性を示す野生株の麹菌Aspergillus oryzaeを始めとしてA. niger、A. terreus、A. fumigatusなどAspergillus属真菌に広く利用可能である。
A. oryzaeの場合、最終濃度0.1 μg/mlで選択可能である。