Mouse Heme Oxygenase-1 EIA Kit

ストレスマーカー酵素の測定
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
MK125

TKR

タカラバイオ(株)
Mouse Heme Oxygenase-1 EIA Kit
化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) 安全データシート(SDS)添付 カスタム製造について
96回 ¥174,000
説明書・データシート・ベクター情報
MK125
MK021

TKR

タカラバイオ(株)
Wash and Stop Solution for ELISA without Sulfuric Acid
96 well plate×5 plates分 ¥13,000
説明書・データシート・ベクター情報
MK021
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製品説明

本キットは、抗マウス・ヘムオキシゲナ-ゼ-1モノクローナル抗体(GTS-1)と抗マウス・ヘムオキシゲナ-ゼ-1ウサギポリクローナル抗体を組み合わせたサンドイッチタイプのEIAキットである。マウスの血清、組織、あるいはマウスの培養細胞や培養上清中のヘムオキシゲナーゼ-1を簡便に測定できる。全操作時間は2.5時間である。
※GTS-1は、慶応大学医学部医化学教室 末松 誠教授によって開発された。

内容

(96回用)
1. 抗マウス・ヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)モノクローナル抗体プレート
1枚(96 well:8 well×12 strips)
2. ビオチン標識抗マウス・ラット HO-1 ウサギポリクローナル抗体
(凍結乾燥品)
11 ml用
3. 標準液(HO-1含有マウス脾臓抽出物、凍結乾燥品) 1 ml用
4. 検体希釈液 11 ml×2
5. ぺルオキシダーゼ標識アビジン(凍結乾燥品) 11 ml用
6. 基質液(TMBZ:3,3',5,5'-テトラメチルベンジジン) 12 ml
7. 細胞抽出用緩衝液 11 ml

【注意】本製品は、2010年1月よりStop Solution(1N H2SO4)を含まない仕様に変更になりました。別途、洗浄液成分(10×PBS;50 ml×5本、Tween 20;3 ml)と反応停止液をセットにしたWash and Stop Solution for ELISA without Sulfuric Acid(製品コード MK021)を販売していますのでご利用ください。

保存

4℃

ヘムオキシゲナーゼについて

ヘムオキシゲナーゼは、ヘモグロビンをはじめとするヘムタンパク質の補欠分子族であるヘムを、胆汁色素(ビリベルジン、ビリルビン)と一酸化炭素と還元鉄(Fe2+)に分解する酵素である。
ヘムオキシゲナーゼには少なくとも2つのアイソザイム(ヘムオキシゲナーゼ-1、ヘムオキシゲナーゼ-2)が確認されている。
ヘムオキシゲナーゼ-2(HO-2)が構成酵素であるのに対し、ヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)は種々のストレス(重金属、エンドトキシン、紫外線、熱ショック、活性酸素、低酸素状態)に応答して細胞内に誘導発現される酵素である。
ヘムオキシゲナーゼによってヘムが分解されて生成するビリルビンには、強力なラジカル捕捉作用を介した抗炎症作用がある。また、同時に生成する一酸化炭素には、血管拡張を促し、臓器の血流を維持する働きが知られている。

原理

プレコートタイプ2ステップ・サンドイッチEIA法

操作法

サンプルおよび標準品溶液100 μlを抗体プレートに添加。
続いてビオチン標識抗HO-1ポリクローナル抗体100 μlを添加
 ↓20~30℃、1時間反応
洗浄 3回(0.1% Tween/PBS)
 ↓ 
ペルオキシダーゼ標識アビジン溶液100 μlを添加
 ↓20~30℃、1時間反応
洗浄 4回(0.1% Tween/PBS)
 ↓ 
基質液100 μlを添加
 ↓20~30℃、15分間反応
反応停止液100 μl添加後、吸光度(450 nm)測定

性能

測定範囲0.125~8.0 ng/ml
検出感度0.125 ng/ml
特異性マウスおよびラットHO-1に反応し、HO-2には反応しない。
マウスおよびラットHO-1は測定可能だが、ヒト、ウサギ、およびモルモットHO-1は測定対象とはならない。
測定時間測定操作 2時間30分
検体血清、臓器抽出物、細胞培養上清
検体量として100 μl/assay wellが必要

測定上の注意

1.組織抽出物や血清を測定サンプルとして用いる場合、ストレスの程度によりヘムオキシゲナーゼ-1の発現量が大きく異なりますので、例えば2倍希釈系列などを調製してから測定し、検量線内に入ったところで濃度換算してください。
 
2. 原液をサンプルとして用いた場合の測定値は、血清中や組織中の高濃度のタンパク質の影響により、2倍希釈液をサンプルとして用いた場合の測定値よりも低値に測定される傾向があります。継続的に行う実験では、常に同一の希釈倍率で測定することをお勧めします。
 
3.注射の際に行うエーテル麻酔も、充分なストレス要因となります。その影響を見極めるために、必ず麻酔コントロール個体を設定するようしてください。
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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