製品説明
NucleoSpin 96 FlashはBACやコスミドDNAなどのラージコンストラクトDNAのハイスループット精製に最適な96ウェルタイプのプラスミドDNA精製キットである。手動もしくは自動化装置による遠心分離または吸引ろ過のいずれにも使用可能である。精製DNAはPCRや制限酵素処理、シーケンスなど様々な実験に使用できる。
原理 | アルカリ溶菌法 |
形状 | 96ウェルプレート |
操作 | 手動または自動化装置、吸引または遠心分離 |
ライセート清澄化 | 96ウェルフィルタープレート |
サンプル量 | 1.1~1.3 ml 大腸菌培養液 1.1~3.9 ml 大腸菌培養液(BAC) |
プラスミドDNAサイズ | <250 kb |
回収量 | 1.1~1.3 ml 大腸菌培養液(高コピープラスミド):8 μg
1.3~3.9 ml 大腸菌培養液(BACs):<1 μg |
精製時間 | 90分 |
内容
・Buffer F1
・Buffer F2
・Buffer F3
・Buffer FE
・RNase A(凍結乾燥品)
・MN Square-well Block (culture plate)
・Square-well Block (precipitation plate)
・Gas-permeable Foil
・Self-adhering Foil
・NucleoSpin Flash Filter Plate
1403から始まるLot番号以降の製品には、Lysis Buffer F2にpH指示薬LyseControlが添加されています。アルカリ溶解、中和反応が可視化され、より使いやすくなりました。pH指示薬以外の性能面の変更はありません。
本製品以外に必要な試薬・機器(主なもの)
Nucleo-Vac 96 vacuum manifold
使用可能な他社の吸引マニフォールド
・QIAvac 96(Qiagen社)
保存
室温
(RNase Aを添加したBuffer F1は4℃で保存する。6ヵ月間安定)
※Buffer F2にはSDSが含まれているため、20℃以下で保存すると、沈殿が生じることがある。
沈殿が生じた場合は、30~40℃で数分間、ボトルを保温し、混合して溶解した後に使用する。
操作手順
用途
- 手動もしくは自動化装置によるBACやコスミドDNAなどのハイスループット精製
NucleoSpinはマッハライ・ナーゲル社の登録商標です。