一部コンポーネントの変更にともない、製品名が変わりました(旧名称:NucleoSpin RNA L)。
製品説明
NucleoSpin RNA Midiは培養細胞や組織、細菌、酵母などの大量の出発材料からtotal RNA精製を行う場合に適している。600 μgまでのRNAを抽出、精製することができる。付属のNucleoSpin Filter Midiにより、細胞ライセートの清澄化と粘度の低減を実現し、添付のrDNaseでオンカラム処理を行うことにより、効果的にゲノムDNAの除去を行うことができる。
原理 | シリカメンブレン法 |
形状 | Midiスピンカラム |
サンプル量 | 培養細胞: ~5×107 cells バクテリア: ~1010 cells 酵母: ~3×108 cells 動物組織: ~200 mg |
精製サイズ | >200 bases |
回収量 | 180 μg(HeLa細胞、107 cells) 620 μg(HeLa細胞、4×107 cells) |
A260/280 | 1.9~2.1 |
標準的RIN* | >9 |
溶出液量 | 500 μl |
精製時間 | 80分 |
結合容量 | 700 μg |
* RNA integrity number
内容
・NucleoSpin RNA Midi Columns
・Collection Tubes(15 ml)
・NucleoSpin Filters Midi
・Lysis Buffer RA1
・Wash Buffer RAW2
・Wash Buffer RA3
・Membrane Desalting Buffer MDB
・Reaction Buffer for rDNase
・rDNase, RNase-free(凍結乾燥品)
・RNase-free H2O
本製品以外に必要な試薬、機器(主なもの)
試薬
・96~100%エタノール
・70%エタノール
・還元剤(2-MEもしくはDTTもしくはTCEP)
器具
・15 ml 遠心チューブ
・ピペットチップ(滅菌済)
・ピペット
・高速遠心器
・サンプル破砕用ホモジェナイザー
保存
rDNase, RNase-free(凍結乾燥品):4℃
その他:室温
操作手順
用途
- 動物組織、培養細胞からのtotal RNAのmidiスケール精製
- グラム陰性菌・グラム陽性菌(~1010 cells)、酵母(~3×108 cells)からのtotal RNA精製(サポートプロトコール)
- RNAlater保存サンプルからのRNA精製(サポートプロトコール)
- 精製RNAはリアルタイムRT-PCRやノーザンブロット、アレイ解析などに使用可能
NucleoSpinはマッハライ・ナーゲル社の登録商標です。