Fluorometric Glutathione Detection Kit
アポトーシスの初期段階にはグルタチオン(GSH)レベルの低下が起こる。Fluorometric Glutathione Detection Kitは、アポトーシスや他の病理学的プロセスにおけるGSHの変化をin vitroで簡単に検出できるキットである。本製品は、グルタチオンに対する親和性が高い色素(monochlorobimane, MCB)を利用している。MCBは、非結合の色素はほぼ無蛍光であるが、還元型あるいは酸化型のグルタチオンに結合すると青色蛍光(excitation = 380 nm; emission = 461 nm)を発する。この反応はグルタチオン-S-トランスフェラーゼ(GST)によって触媒される。フローサイトメーターや96ウェル蛍光プレートリーダーを用いて、アポトーシス細胞におけるグルタチオンレベルの低下を簡単に測定することができる。
内容
Cell Lysis Buffer
Monochlorobimane
GST Reagent
GSH Standard
保存
-20℃
Cell Lysis Buffer は開封後4℃保存
Colorimetric Glutathione Detection Kit
Colorimetric Glutathione Detection Kitは、マイクロタイタープレートリーダーを用いた比色定量法により、総グルタチオン量または還元型グルタチオン量を簡便に定量するキットである。本製品はDTNBとグルタチオン還元酵素を用いたグルタチオンのリサイクル反応を利用している。酸化型グルタチオンGSSHはグルタチオン還元酵素(Glutathione Reductase)によって還元型グルタチオンGSHに再生され、DTNBとGSHが反応して黄色の色素2-nitro-5-thiobenzoic acidを産生する。生じた色素は分光光度計にて412 nmで測定できる。
このリサイクル反応によって非常に高い感度で総グルタチオン量の測定が可能となり、1-100ng/ウェルの範囲の総グルタチオン量を定量することができる。血液などグルタチオン濃度が低いサンプルを測定する際には反応時間を長くするとシグナルを大幅に高めることができる。反応液からグルタチオン還元酵素を除くことによって、還元型グルタチオン(GSH)のみを測定することも可能である。
内容
Glutathione Reaction Buffer
Glutathione Substrate (DTNB)
NADPH Generating Mix (lyophilized)
Glutathione Reductase (lyophilized)
Sulfosalicylic Acid (SSA, 1 gram)
GSH Standard (lyophilized, MW 307)
保存
-20℃
Colorimetric Glutathione Reductase Activity Kit
Colorimetric Glutathione Reductase Activity Kitは生体サンプル中のグルタチオン還元酵素(GR)を測定するためのキットである。検出感度が高く、ハイスループットにも適している。本製品はGRが触媒するGSSGからGSHへの還元反応を利用しており、GSHが5,5′-Dithiobis(2-nitrobenzoic acid) (DTNB) と反応すると黄色のTNB2-が生成する。様々なサンプルで0.1-40 mU/ml の範囲でGRを検出することができる。
内容
GR Assay Buffer
3% H2O2 1 ml
Catalase
TNB Standard (2.5 μmol)
DTNB
NADPH-GNERAT
GSSG
GR Positive Control (10 mU)
保存
-20℃ 遮光保存
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