製品説明
カルセイン-AMは生細胞を染色するのに適した蛍光染色色素である。非蛍光性のカルセイン-AMは生細胞の膜を容易に通過し、細胞質で細胞内エステラーゼによって膜不透過性、緑色蛍光のカルセインへと加水分解される。カルセインは細胞機能(細胞増殖や走化性など)を阻害しない。カルセインを用いた非放射性の細胞生存率アッセイキット(
Fluorometric Cell Viability Kit IIなど)は簡便、高感度で信頼性が高く、放射性の
51Cr放出アッセイとの相関性も高い。
BCECF(2'-7'-bis(carboxyethyl)-5(6)-carboxyfluorescein)はpHプローブとしてよく使用される可溶性蛍光色素である。pKa=6.97と生体環境に近く、細胞内のpH変動を高感度に測定することができる。BCECF-AM(アセトキシメチルエステル化BCECF)は膜透過性であり、細胞内に入ったBCECF-AMはエステラーゼにより加水分解を受け、膜不透過性のBCECF acidとなり強い蛍光を示す。
保存
-20℃または4℃
保存温度は、製品により異なります。到着後は各製品指定の温度で保存してください。
各製品の詳細は、説明書(Instruction Manual*)をご参照ください。
*Instruction Manualは、上記の製品リストの特記事項欄「詳細はこちらをご覧ください」のリンクからダウンロードできます。
Calcein(黄緑)とDAPI(青)で染色したヒト繊維芽細胞 関連資料