Capturem™ Protein A

簡便・迅速な操作で抗体を高濃度・高純度に精製が可能
  • 次世代メンブレン技術を用いた抗体精製用カラム
  • 室温、短時間の操作で抗体を簡単精製
    動物血清や培養液などを希釈し、そのままロードして完了
  • 幅広い生物種の抗体精製が可能
  • 小ベッドボリュームのため、高純度、高収量、高濃度の溶出が可能
Capturemシリーズ

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製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
635746

CLN

Clontech
Capturem™ Protein A Buffer
ライセンス
100 ml ¥19,000
TB USA社で在庫なくなり次第終売 説明書・データシート・ベクター情報
Z5746N
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製品説明

Capturem Protein Aシリーズは、モノクローナル抗体やポリクローナル抗体の高品質・高純度精製、スクリーニングを小スケールで迅速に行えるスピンカラムタイプの製品である。次世代メンブレン技術であるCapturem技術とProtein Aの抗体結合能を組み合わせることにより、抗体のアフィニティ精製を簡便で迅速に行うことが可能である。
本製品は、高性能ナイロンメンブレンを装着したスピンカラムを用いており、サンプルの添加から溶出まで、室温で操作可能で、Miniprep(終売)では5分以内、Maxiprep(終売)、24 well plate(終売)では15分以内に終了する。処理時間が短いため、抗体の劣化や失活の懸念が少なく、待ち時間のない手軽な操作で質の高い精製が可能である。化学的修飾により孔の表面積を拡大したナイロンメンブレンは、ベッドボリュームが少なく、抗体の結合能が高く(≧75 mg/cm3)、高純度、高濃度での精製が可能である。

Capturem Protein Aの基本フロー


表1.様々な生物種由来抗体との結合能(Capturem ProteinA miniprep(終売))
抗体由来生物 結合能 (μg/column)*
Goat 100~150
Horse >150
Human >150
Mouse 100~150
Rabbit 50~100
Rat >150
Sheep >150
mouse IgGの場合の吸着量:40~60 μg/column

* 各生物の血清はリン酸binding buffer(pH8.0)に希釈し、本カラムへ添加した。
他社との比較1 -収量ー
他社製品より、高収量の抗体精製が可能!!
他社の Protein A resin(左図)  
Capturem Protein A Miniprep(終売)(右図)
他社との比較
生物種回収量(μg)
Protein A resinCapturem
Protein A Miniprep(終売)
a) Mouse90122
b) Sheep94207
c) Goat55104
d) Rat42191
e) Rabbit7094
f) Horse80251
g) Human114180
Capturem Protein A Miniprep(終売)とProtein A resinの比較
生物の血清からの抗体精製をCapturem Protein A Miniprepおよび他社のProtein A resinを用いた場合で比較した。
精製した抗体は、SDS-PAGEを行い、クマシーブルーで染色を行った(左図)。
精製抗体の収量は、280 nmの吸光度で測定した(右表)。Capturem Protein A Miniprepは他社Protein A resinを用いるよりも高収量の抗体精製が可能である。

他社製品との比較2 -純度-
他社製品より、高純度の抗体精製が可能!!
Capturem Protein Aは他社Protein A resinより高純度の抗体精製が可能
Capturem Protein A Miniprep(終売)は他社Protein A resinより高純度の抗体精製が可能
ヒト血清からの抗体精製を、Capturem Protein A Miniprepを使用した場合と他社Protein A resinを使用した場合で比較した。 Capturem Protein A(緑枠)は他社のProtein A resin(赤枠)と比較してヒト血清中アルブミンがより確実に除去されている。(Lane4のみウマ血清を用いている。)
1Human Serum 17A社 Elution 2
2B社 Wash画分8B社 Elution 1
3C社 Wash画分9B社 Elution 2
4Capturem Elution
(ウマ血清)
10B社 Elution 2
(repeat)
5Capturem Elution11C社 Elution 1
6A社 Elution 112C社 Elution 2

表2.Protein AとProtein Gのアイソタイプ親和性
SpeciesAntibody subtypeProtein AProtein GProtein A/G
HumanTotal IgG
IgG1
IgG2
IgG3
IgG4
IgM
IgD
IgA1
IgA2
Fab
scFv
+++
+++
+++

+++





+++
+++
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+++
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+++
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+++
+++
+++





MouseTotal IgG
IgM
IgG1
IgG2a
IgG2b
IgG3
+++


+++
+++
+++
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++
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+++
+++
+++

++
+++
+++
+++
RatTotal IgG
IgG1
IgG2a
IgG2b
IgG2c




+++
++
++
+++

+++
++
++
+++

+++
RabbitTotal IgG+++++++++
+++ strong binding
++ medium binding
+ weak binding
- no binding

保存

室温で12ヵ月

本製品以外に必要な試薬等

本製品にはバッファー、コレクションチューブなどが含まれていません。下記組成のバッファーおよび製品をご用意ください。
  1. Purification Buffer
    本製品は、抗体精製で一般的に使用されているリン酸、クエン酸、グリシン緩衝液などが使用可能である。標準的な溶液を以下に示す。
    ・Equilibration/Binding/Wash Buffer:10X Capturem Protein A Buffer(製品コード 635746)。使用前に1xに希釈する。
      下記のバッファー組成でも使用可能
       -0.1 M Tris, 150 mM NaCl (pH8.0), 100 mM phosphate
       -2 M NaCl (pH8.0), 100 mM sodium phosphate (pH6.8)
       -2.5 M NaCl (pH7.4), 100 mM sodium citrate (pH7.4)
       -Dulbecco's PBS
    Capturem Protein A Buffer(製品コード 635746)および上記4つのバッファーは、ヒトIgG抗体用に最適化されています。ヒト以外の生物種で実験を行う場合もCapturem Protein A Bufferの使用を推奨しますが、他の4つのバッファーでの条件検討もご検討ください。
    ・Elution Buffer:0.1 M glycine, pH2.5~3.0
    ・Neutralization Buffer:1 M Tris, pH8.5
  2. Collection tube
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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