NucleoSpin® DNA Insect

昆虫、甲殻類からDNAを収率よく精製
  • さまざまな昆虫や甲殻類からのゲノムDNA精製に最適
  • 新鮮サンプルだけでなく、凍結、乾燥、エタノール保存サンプルからもDNA精製可能
  • Steel beadを含むMN Bead Tubes Type Dを使用することで、簡便かつ効率的に外骨格を持つサンプルを破砕
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
740470.10

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoSpin® DNA Insect
取寄 労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付
10回 ¥8,500
説明書・データシート・ベクター情報
U0470A
740470.50

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoSpin® DNA Insect
労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付
50回 ¥37,000
説明書・データシート・ベクター情報
U0470B
740814.50

MNA

マッハライ・ナーゲル社
MN Bead Tubes Type D
50回 ¥24,000
旧製品名:NucleoSpin® Bead Tubes Type D 説明書・データシート・ベクター情報
U0814A
740815.50

MNA

マッハライ・ナーゲル社
MN Bead Tubes Type E
取寄
50回 ¥24,000
旧製品名:NucleoSpin® Bead Tubes Type E 説明書・データシート・ベクター情報
U0815A
740469

MNA

マッハライ・ナーゲル社
MN Bead Tube Holder
1個 ¥8,000
説明書・データシート・ベクター情報
U0469A
カートにいれる

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製品説明

NucleoSpin DNA Insectは、新鮮/凍結/乾燥/エタノール保存された昆虫や甲殻類からゲノムDNAを高純度に精製するキットである。精製DNAはシーケンスや他用途に使用可能である。
本キットでは、キットに含まれるMN Bead Tubes Type D(steel beadを含む)をMN Bead Tube Holderやswing millなどの一般的破砕装置で使用してサンプルを破砕した後、スピンカラムを使用してゲノムDNAを精製する。

MN Bead Tubes Type E(別売)はsteel beadとglass beadが1つのチューブに入っている。昆虫検体中のバクテリアなどのDNAを精製する場合にはこちらのMN Bead Tubes Type Eの使用を推奨する。

原理 シリカメンブレン法
形状 ミニスピンカラム
サンプル量 <40 mg 新鮮、凍結、乾燥、エタノール保存の昆虫/甲殻類
精製サイズ 200 bp~約50 kb
DNA回収量 <25 μg(サンプルに依存)
A260/280 1.7~1.9
溶出液量 25 ~200 μl
精製時間 35分
結合容量 60 μg

(注)本製品の使用には撹拌式細胞破砕装置、もしくはMN Bead Tube Holderと対応するvortex mixerが必要です。

操作手順

操作手順

内容

・Lysis Buffer MG
・Wash Buffer BW
・Wash Buffer B5 (Concentrate)
・Elution Buffer BE
・Liquid Proteinase K
・MN Bead Tubes Type D
・NucleoSpin DNA Insect Columns
・Collection Tubes (2 ml)

:組成:5 mM Tris-HCl, pH8.5

保存

室温

本製品以外に必要な試薬、機器(主なもの)

試薬
・96~100%エタノール

器具
・1.5 mlマイクロ遠心チューブ
・ピペットチップ(滅菌済)
・ピペット
・微量高速遠心機
・推奨細胞破砕装置:
  Vortex-Genie 2 (サイエンティフィックインダストリーズ社)+MN Bead Tube Holder(製品コード 740469)
  撹拌式細胞破砕装置(Retsch社 MM200など)

MN Bead Tube Holder
MN Bead Tube Holder(製品コード 740469)
この製品の使用方法はこちらをご覧ください。
少量サンプルからのゲノムDNA精製

少量サンプルからのゲノムDNA精製 1.ショウジョウバエ
2.ボウフラ(蚊幼虫)
3.コオロギ
4.イエコオロギ
5.ミールワーム


図.少量サンプルからのゲノムDNA精製
本製品と他社2製品を使用し、各キットのプロトコールに従って昆虫類からゲノムDNAを精製した。
  • 1個体または10個体のショウジョウバエから精製されたDNAの回収量をqPCR法により測定した。本製品を使用することで、少量サンプルからも効率よくDNA精製が可能であった。
  • 1個体のショウジョウバエから精製されたDNAのアガロース電気泳動を行い、その品質を比較した。
    本製品で精製されたDNAは分解されておらず、RNAの混入も少ない高純度のDNAだった。
  • さまざまな種類の昆虫からゲノムDNAを精製した。精製DNAの純度を示すため、A260/280比を示す。これらの昆虫から本製品により精製されたDNAはすべて、A260/280の値が1.8に近く、夾雑物の少ない高純度なDNAだった。
  • 上記で精製したDNAのアガロース電気泳動を行った。本製品で精製されたDNAはすべて分子量が大きく、RNAの混入も少ないことが分かった。

関連製品・受託

NucleoSpin® Tissue

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