CellAmp™ Direct TB Green®/Probe RT-qPCR Kit

培養細胞から直接遺伝子発現解析ができるキット。ハイスループットにも!
  • 精製なしで培養細胞から一気にリアルタイムPCR
  • 各種幹細胞などに対応するパワーアップしたLysis bufferを採用
  • 精製RNAと高い相関性を持つ結果を取得可能

  • CellAmp Directシリーズ選択ガイド

製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
3735S

TKR

タカラバイオ(株)
CellAmp™ Direct TB Green® RT-qPCR Kit
ライセンス
1 Kit ¥25,000
説明書・データシート・ベクター情報
3735S
3735A

TKR

タカラバイオ(株)
CellAmp™ Direct TB Green® RT-qPCR Kit
ライセンス
1 Kit ¥99,000
説明書・データシート・ベクター情報
3735A
3736A

TKR

タカラバイオ(株)
CellAmp™ Direct Probe RT-qPCR Kit
1 Kit ¥97,000
説明書・データシート・ベクター情報
3736A
3737S

TKR

タカラバイオ(株)
CellAmp™ Direct Lysis and RT set
1 Set(20回) ¥17,000
3735Sの補充用試薬セット 説明書・データシート・ベクター情報
3737S
3737A

TKR

タカラバイオ(株)
CellAmp™ Direct Lysis and RT set
1 Set(100回) ¥65,000
3735A/3736Aの補充用試薬セット 説明書・データシート・ベクター情報
3737A
3738A

TKR

タカラバイオ(株)
CellAmp™ Direct Lysis set
1 Kit(Lysis 100回) ¥38,000
3735A/3736Aの補充用試薬セット 説明書・データシート・ベクター情報
3738A
3739A

TKR

タカラバイオ(株)
CellAmp™ Direct RT Enzyme set
1 Kit(RT 100回) ¥43,000
3735A/3736Aの補充用試薬セット 説明書・データシート・ベクター情報
3739A
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製品説明

本製品は、96ウェルまたは各種プレートで培養した様々な動物細胞(cell line化した接着細胞や浮遊細胞、初代培養細胞、各種幹細胞、iPS細胞など)からRNA抽出操作を行うことなく、簡単な手順で2ステップリアルタイムRT-PCRを行うためのキットである。本キットを使用することで、培養細胞から最短約1.5時間で鋳型サンプルの調製から逆転写反応、遺伝子発現解析までを完了することができる。また、ゲノムDNAの除去が効果的に行えるため、ゲノムDNAの混入が問題になる解析(エキソンジャンクションを挟むプライマーが設計できない場合、低発現遺伝子の発現解析を行う場合など)でも威力を発揮する。インターカレーター法(TB Green)検出用、またはプローブ検出用の2ステップリアルタイムRT-PCR試薬がセットになっているので別途用意する必要が無く、簡便に遺伝子発現解析を行うことができる。

本製品に含まれるqPCR試薬は以下と同じものです。足りない場合は別途ご購入ください。
  3735S/Aの場合:TB Green Fast qPCR Mix(製品コード RR430S/A/B)
  3736Aの場合:Probe qPCR Mix(製品コード RR391S/A/B)

<本製品の特長>
  1. 解析時間が大幅に短縮され(最短 約1.5時間)、ハイスループット解析にも最適
    従来品(CellAmp Direct RNA Prep Kit for RT-PCR (Real Time)、製品コード 3732)と異なり、逆転写反応前に行うDNaseを不活化のための熱処理ステップが不要
    操作の煩雑さが軽減され、ハイスループット解析にもおススメ
  2. iPS細胞などの幹細胞から分化した細胞にも使用可能に
    Lysis Bufferの改良により、より多くのcell line化した接着細胞や浮遊細胞、初代培養細胞、各種幹細胞、iPS細胞などで使用が可能
  3. ライセートの長期保存が可能
    ライセート調製時にStop Solutionを新規採用したため、ライセートの安定性が向上
    -20℃保存で少なくとも6ヵ月まで安定した反応性を確認
  4. リアルタイムPCR試薬は阻害物質に強く、特異性も高い
    TB Green Fast qPCR Mix(製品コード RR430S/A/B)とProbe qPCR Mix(製品コード RR391)を採用し、PCR阻害物質に対する高い抵抗性を実現。また、GC含量の高いターゲットにも対応

解析フロー

解析フロー

iPS細胞由来の心筋細胞を使った実験例

CellAmp Direct TB Green RT-PCR Kit
(製品コード 3735)の実験例

【方法】 iPS細胞から心筋細胞に分化誘導を行い、分化誘導開始5日後、18日後、42日後(それぞれday 5、day 18、day 42と表記する)に細胞数が1×104 cellsになるように回収し、プロトコールに従ってそれぞれライセート50 μlを調製した。
さらにプロトコールに従って逆転写反応、リアルタイムPCRを行い、遺伝子発現解析を実施した。
コントロールとして精製したtotal RNA(1×104 cellsからRNA抽出)を用い、同様に遺伝子発現解析を行った。

CellAmp Direct TB Green RT-PCR Kit(製品コード 3735)の実験例

【結果】 day 5を1とした場合の発現量の遷移を比較したところ、本製品で調製したライセートからも、高純度に精製されたRNAを用いた場合と同等の遺伝子発現のプロファイル結果が得られた。


CellAmp Direct Probe RT-qPCR Kit
(製品コード 3736)の実験例

【方法】 HeLa細胞、Jurkat細胞、293細胞、ヒト皮膚線維芽細胞(NHDF)、およびiPS細胞から誘導した心筋細胞をそれぞれ1×104 cellsになるように回収し、プロトコールに従ってそれぞれライセート50 μlを調製した。さらにプロトコールに従って逆転写反応、リアルタイムPCRを行い、遺伝子発現解析を実施した。
コントロールとして精製したtotal RNA(1×104 cellsからRNA抽出)を用い、同様に遺伝子発現解析を行った。

CellAmp Direct Probe RT-qPCR Kit(製品コード 3736)の実験例

【結果】 本製品で調製したライセートからも、高純度に精製されたRNAを用いた場合と同等の遺伝子発現のプロファイル結果が得られた。

内容

横にスクロールできます
 製品名3735A/3736A3737A3738A3739A3735S3737S
1.CellAmp Washing Buffer*12.5 ml×52.5 ml×52.5 ml×52.5 ml2.5 ml
2.CellAmp Lysis Buffer II*11 ml×51 ml×51 ml×51 ml1 ml
3.DNase I for Direct RNA Prep*1200 μl200 μl200 μl40 μl40 μl
4.Stop Solution*1250 μl250 μl250 μl50 μl50 μl
5.PrimeScript RT Enzyme Mix*2200 μl200 μl200 μl40 μl40 μl
6.5×CellAmp Buffer II*2400 μl400 μl400 μl80 μl80 μl
7.RT Primer Mix*2、3100 μl100 μl100 μl20 μl20 μl
8.RNase Free H2O*21 ml×21 ml×21 ml×21 ml1 ml
9.TB Green Fast qPCR Mix(2×)(3735A/S)*4
またはProbe qPCR Mix(2×)(3736A/S)*4
625 μl×10625 μl×2
10.ROX Reference Dye(50×)*4250 μl50 μl
11.ROX Reference Dye II(50×)*4250 μl50 μl
横にスクロールできます
*1Cell Lysisのための試薬3735A/3736A/3737A/3738A (100回分)3735S/3737S (20回分)
*2RT(逆転写)試薬3735A/3736A/3737A/3739A (100回分)3735S/3737S (20回分)
*3Oligo dT Primer、Random 6 mersを含む。
*4qPCR試薬3735A/3736A (500回分、25 μl反応系)3735S (100回分、25 μl反応系)

保存

-20℃

CellAmp Washing Buffer およびCellAmp Lysis Buffer II
融解後は4℃で保存可能。コンタミネーションには十分注意してください。

3735S/A:TB Green Fast qPCR Mix(2×)
4℃保存で6ヵ月安定。必ず遮光し、コンタミネーションには十分注意してください。
  • 長期保存の場合は、-20℃で凍結保存してください。いったん融解したTB Green Fast qPCR Mix(2×)は4℃保存し、6ヵ月を目途にご使用ください。
  • 使用時には、穏やかな転倒混合により必ず完全に溶解し、均一に混合してからご使用ください。

3736A:Probe qPCR Mix(2×)
4℃保存で6ヵ月安定。コンタミネーションには十分注意してください。
  • 長期保存の場合は、-20℃で凍結保存してください。いったん融解したProbe qPCR Mix(2×)は4℃保存し、6ヵ月を目途にご使用ください。
  • 使用時には、穏やかな転倒混合により必ず完全に溶解し、均一に混合してからご使用ください。

リアルタイムRT-PCR用プライマー・プローブ合成サービス

Perfect Real Timeサポートシステムについて
Perfect Real Timeサポートシステム(PRTSS)は、遺伝子発現定量PCR解析のためのリアルタイムPCR用プライマー・プローブ合成受託サービスです。目的に応じてインターカレーター法、蛍光標識プローブ法から選択できます。
PRTSS for インターカレーターは、ヒト、マウス、ラット、ウシ、イヌ、ニワトリ、イネ、シロイヌナズナのRefSeq登録遺伝子またはEnsembl Plants登録遺伝子に対して網羅的にリアルタイムRT-PCR用のプライマーを設計しています。
PRTSS for プローブは、ヒト、マウス、ラットのRefSeq登録遺伝子に対して網羅的にリアルタイムRT-PCR用のプライマー・プローブを設計しています。
ターゲット遺伝子を検索し、ご希望のプライマー・プローブセットを選択すれば簡単にオンラインで注文できます。わずらわしいプライマー・プローブ設計と反応条件の至適化作業はもう不要です。siRNAの効果の確認、DNAマイクロアレイ解析結果の検証など遺伝子発現定量や遺伝子検出にどうぞお気軽にご利用ください。
サポートシステムはこちら

リアルタイムPCR関連実験の各種手法をホームページでご紹介しています。あわせてご参照ください。


TaKaRa qPCR Probeについて
遺伝子発現解析に最適なプライマー・蛍光標識プローブ合成受託サービスです。対象遺伝子のAccession No.や配列情報、遺伝子名、生物種などの情報を連絡いただき、プライマー・プローブのカスタム設計を承ります。 設計後は、プライマー・プローブの配列情報を確認した上で注文いただけます。

TaKaRa qPCR Probeはこちら

関連製品

横にスクロールできます
製品名 容量 製品コード 価格(税別)
インターカレーター法検出用
TB Green Fast qPCR Mix
200回(50 μl反応系) RR430A ¥44,000
400回(50 μl反応系) RR430B ¥84,000
プローブ検出用
Probe qPCR Mix
200回(50 μl反応系) RR391A ¥35,000
400回(50 μl反応系) RR391B ¥65,000
* 3737S/A CellAmp Direct Lysis and RT setと組み合わせて使用
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
  • タカラバイオの承認を得ずに製品の再販・譲渡、再販・譲渡のための改変、商用製品の製造に使用することは禁止されています。
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