NucleoSpin® 96 DNA RapidLyse

動物組織、細胞から迅速に多検体ゲノムDNAを精製するキット
  • 96ウェルプレートを用いた動物組織、細胞からのゲノムDNAハイスループット精製
  • 新規開発の溶解バッファーで様々な細胞、組織、器官より効率的にゲノムDNA抽出
  • 強力な溶解作用のバッファーを用いて1時間以内で組織溶解処理が可能
  • 吸引法、加圧法、遠心法に対応し、手動でも自動化装置でも使用可能
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
740110.1

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoSpin® 96 DNA RapidLyse
取寄 労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付
96 well×1 ¥48,000
説明書・データシート・ベクター情報
U0110A
740110.4

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoSpin® 96 DNA RapidLyse
取寄 労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付
96 well×4 ¥146,000
説明書・データシート・ベクター情報
U0110B
740681

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoVac 96 Vacuum Manifold
1セット ¥108,000
説明書・データシート・ベクター情報
U0681A
740641

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoVac Vacuum Regulator
1セット ¥33,000
U0641A
740816.50

MNA

マッハライ・ナーゲル社
MN Bead Tubes Type F
取寄
50回 ¥24,000
旧製品名:NucleoSpin® Bead Tubes Type F 説明書・データシート・ベクター情報
U0816A
カートにいれる

WEB会員ログインが必要です

製品説明

動物の各器官は、さまざまな種類の細胞や細胞外基質を含む多様性のある組織より成り立っているため、器官からのゲノムDNA精製は困難を伴う作業となる場合が多い。組織に含まれるコラーゲンやプロテオグリカンなどの高分子は、組織の溶解を阻害するだけでなく、精製DNAに混入した場合、PCR増幅などの酵素反応にも影響を与える。
NucleoSpin 96 DNA RapidLyseは、器官や細胞から高効率でゲノムDNAをハイスループット抽出・精製するためのキットである。独自の溶解バッファーの採用により、1時間の溶解反応だけでさまざまな組織や細胞に対応することができ、迅速かつ効率のよい抽出・精製を可能としている。

原理 シリカメンブレン法
形状 96ウェルプレート
操作 遠心分離、加圧または吸引(自動化装置または手動)
サンプル由来新鮮、凍結、乾燥、エタノール保存組織
真核培養細胞
動物尾、耳
サンプル量 ~30 mg 新鮮組織、
~106個 培養細胞
回収量 ~4 μg DNA/mg 組織
A260/280 1.7~1.9
溶出液量 100 μl
溶解時間 ~60分
精製時間 60分(溶解後)
結合容量 40 μg


図1.哺乳動物組織からのDNA精製
本製品(MN)、Q社競合製品を使用して哺乳動物の心臓、肝臓、腎臓からゲノムDNAを精製した。同容量の精製DNAをアガロースゲル電気泳動に供し、その収量を比較した。
NucleoSpin DNA RapidLyseを用いた場合、すべての組織で収量が良いことが分かった。
MN:NucleoSpin DNA RapidLyse
Q:Q社競合製品
(MN社比較data)


図2.精製DNAを用いた定量PCR実験
本製品(オレンジ)またはQ社競合製品(青)を使用して哺乳動物の心臓、肝臓、腎臓からゲノムDNAを精製し、18S rDNAを検出するqPCRの鋳型として使用した。
本製品により精製されたゲノムDNAを使用した場合、より低いCt値が得られ、高純度のDNAが収量よく精製できていることが分かった。
MN:NucleoSpin DNA RapidLyse
Q:Q社競合製品
(MN社比較data)

内容

・Lysis Buffer RLY
・Binding Buffer RLB
・Wash Buffer RLW (Concentrate)
・Elution Buffer RLE
・Liquid Proteinase K
・NucleoSpin 96 DNA RapidLyse Binding Plates
・Square-well Blocks with self-adhering PE Foil
・MN Wash Plates

* 吸引法で使用

保存

室温
(Liquid Proteinase K:開封後は4℃またはー20℃保存)

操作手順

本製品以外に必要な試薬、機器(主なもの)

試薬
・96~100%エタノール

器具
遠心法
・マイクロプレート用遠心機(4,000×g、バケット高>75 mm)
・MN Square-well Block(製品コード 740481)

吸引法
・NucleoVac 96 Vacuum Manifold(製品コード 740681)
・Self-adhering PE Foil(製品コード 740676)
・NucleoVac Vacuum Regulator(製品コード 740641)
・吸引ポンプ

オプション―肺、脾臓からのゲノムDNA精製
肺、脾臓からDNAを抽出する場合は以下を用いて試料を機械的に破砕することを推奨する。(詳細は取扱い説明書5.3を参照)
・MN Bead Tubes Type F(製品コード 740816.50)
NucleoSpinはマッハライ・ナーゲル社の登録商標です。
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
  • タカラバイオの承認を得ずに製品の再販・譲渡、再販・譲渡のための改変、商用製品の製造に使用することは禁止されています。
  • タカラバイオ製品に関連するライセンス・パテントについては、ライセンスマークをクリックして内容をご確認ください。
    また、他メーカーの製品に関するライセンス・パテントについては、各メーカーのウェブサイトまたはメーカー発行のカタログ等でご確認ください。
  • ウェブサイトに掲載している会社名および商品名などは、各社の商号、または登録済みもしくは未登録の商標であり、これらは各所有者に帰属します。