NucleoSpin® RNA Plus XS

微量の試料から迅速、簡便にtotal RNAを精製
  • 単一細胞や微量サンプルからtotal RNAを簡便、迅速に精製
  • ゲノムDNA除去カラムの利用により酵素反応によらず混入DNAを除去
  • 細胞溶解液の清澄化とゲノムDNA除去を1カラム1ステップにまとめた効率的作業
  • 2-ME、TCEPの添加不要な新Lysis Bufferを採用

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製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別)
キャンペーン価格
特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
740990.10

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoSpin® RNA Plus XS
労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付
10回 ¥14,000
説明書・データシート・ベクター情報
U0990A
740990.50

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoSpin® RNA Plus XS
RNA調製 労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付
50回 ¥64,000
¥44,800
2024/11/25~
2025/03/31

説明書・データシート・ベクター情報
U0990B
740990.250

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoSpin® RNA Plus XS
RNA調製 労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付
250回 ¥290,000
¥203,000
2024/11/25~
2025/03/31

説明書・データシート・ベクター情報
U0990C
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製品説明

NucleoSpin RNA Plus XSは、メンブレンの直径を小さくし、メンブレン接面を狭くした独自のXSスピンカラムを採用した製品で、微量の細胞、組織サンプルから高濃度のtotal RNAを精製できる。更にNucleoSpin gDNA Removal Column XSにより、DNaseによる酵素処理を行うことなく、スピンカラムに1回通すだけでゲノムDNAを除去することができるため、高純度のRNAを迅速簡便に調製することができる。
NucleoSpin RNA Plus XSによるRNA精製では、試料とする微量の細胞や組織を2-MEやTCEPの添加不要な新規Lysis Bufferを用いて溶解するとともに内在性のRNaseを失活させる。NucleoSpin gDNA Removal Column XSによりライセートの清澄化とゲノムDNAの除去を行い、NucleoSpin RNA Plus XS Columnによりtotal RNAの精製を行う。
これらのRNA抽出の操作は室温で行うことができる。

原理シリカメンブレン法(2カラム)
形状XSスピンカラム
サンプル量培養細胞:1~105 cells
組織: ~5 mg
精製サイズ>100 bases
回収量500~2,000 ng(HeLa細胞、105 cells)
0.05~0.2 ng(HeLa細胞、101 cells)
2.5~8 ng(マウス肝臓、0.5 μg)
0.1~0.5 ng(マウス脳、0.5 μg)
A260/2801.9~2.2
A260/2301.5~2.5
標準的RIN>8
溶出液量5~30 μl
精製時間18分
結合容量110 μg
* RNA integrity number
RNA収量の比較
図1.RNA収量の比較

NucleoSpin RNA Plus XS (MN)、および他社製品を用いて10~104個のHeLa細胞からRNAを精製し、RT-qPCRによってRNA収量を比較した。NucleoSpin RNA Plus XSでは他社製品と比較し高い収量が得られた。

残留ゲノムDNA量の比較
図2.残留ゲノムDNA量の比較

NucleoSpin RNA Plus XS (MN)、および他社製品を用いて10~104個のHeLa細胞からRNAを精製し、qPCRによって精製溶液中の残存ゲノムDNA量を比較した。NucleoSpin RNA Plus XSにより精製されたRNA溶液中のゲノムDNAの混入量は非常に少ないことが分かった。

NucleoSpin RNA Plus XSのRNA抽出効率と再現性
図3.NucleoSpin RNA Plus XSのRNA抽出効率と再現性

NucleoSpin RNA Plus XSを用いて1~1×105個のHeLa細胞からtotal RNAを抽出し、溶出液10 μlのうち2 μlをone-step RT-qPCR解析に用いた(各3回試行)。その結果、1細胞からもロスの少ない効率的なRNA抽出が可能であった。NucleoSpin RNA Plus XSを用いることで、微量サンプルから高収率で再現性の高いRNA抽出が可能であることが示された。

内容

・Lysis Buffer LB1
・Lysis Buffer LB2
・Binding Solution BSXS
・Wash Buffer MDB
・Wash Buffer WB2 (Concentrate)
・RNase-free H2O
・NucleoSpin gDNA Removal Column XS(黄リング)
・NucleoSpin RNA Plus XS Column(青リング、Collection Tubes付)
・Collection Tubes (2 ml)
・Collection Tubes (1.5 ml)

保存

室温

本製品以外に必要な試薬、機器(主なもの)

試薬
・96~100%エタノール

器具
・1.5 mlマイクロチューブ
・ピペットチップ(滅菌済)
・ピペット
・高速遠心器
・サンプル破砕用ホモジナイザー

操作手順

操作手順

用途

  • 微量の培養細胞、ヒト、動物組織からのRNA精製
  • 精製RNAはリアルタイムRT-PCR、ノーザンブロット、アレイ解析、RNA-Seqなどに使用可能
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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