NucleoSpin RNA Plus XS (MN)、および他社製品を用いて10~104個のHeLa細胞からRNAを精製し、RT-qPCRによってRNA収量を比較した。NucleoSpin RNA Plus XSでは他社製品と比較し高い収量が得られた。
図2.残留ゲノムDNA量の比較
NucleoSpin RNA Plus XS (MN)、および他社製品を用いて10~104個のHeLa細胞からRNAを精製し、qPCRによって精製溶液中の残存ゲノムDNA量を比較した。NucleoSpin RNA Plus XSにより精製されたRNA溶液中のゲノムDNAの混入量は非常に少ないことが分かった。
図3.NucleoSpin RNA Plus XSのRNA抽出効率と再現性
NucleoSpin RNA Plus XSを用いて1~1×105個のHeLa細胞からtotal RNAを抽出し、溶出液10 μlのうち2 μlをone-step RT-qPCR解析に用いた(各3回試行)。その結果、1細胞からもロスの少ない効率的なRNA抽出が可能であった。NucleoSpin RNA Plus XSを用いることで、微量サンプルから高収率で再現性の高いRNA抽出が可能であることが示された。