弊社の新型コロナウイルス変異検出用試薬を用いたオミクロン株(B.1.1.529+BA.*系統)の検出について、現在得られている情報を参照した見解は以下のとおりです。
表の見方
- 各セルの色により検出可否を示します。
■FAMフィルターで検出 | ■Cy5フィルターで検出 |
■HEXフィルターで検出 | □不検出 |
- 太字:人工合成RNAを用いた反応で確認済み、もしくは配列情報からプライマー/プローブ配列とのミスマッチがないことを確認しています。
細字:配列情報からの推測を示します。
*1 GISAID Accession ID: EPI_ISL_6913953.2
*2 2021年12月15日時点のGISAID登録配列情報での調査に基づいています。
*3 GISAID Accession ID: EPI_ISL_8559646
*4 2022年9月28日時点で報告されている主な変異株および変異を記載しています。記載の変異は、対応する代表的なGISAID Accession IDでの配列を参照し抽出したものです。なお、変異および変異株についての情報は新しい知見が示されるごとに更新されていますので、最新の情報は厚生労働省、国立感染症研究所、WHOなどのウェブサイトでご確認ください(変異株の確定には、ゲノム配列解析が必要とされています)。
*5 人工合成RNAでの検証結果では、野生型株の配列に比べCt値にやや遅れが生じました。
*6 人工合成RNAでの検証結果では、デルタ株の配列に比べ蛍光値が約1/5に低下しました。
*7 プライマー配列内にミスマッチが存在するため、検出感度が低下する可能性があります。
*8 人工合成RNAでの検証結果では、野生型株の配列に比べ蛍光値が約1/3に低下しました。