タンパク質、抗体、キットなどの製品と分析サービスを揃えており、がん、自己免疫疾患、心血管疾患、感染症などに用いる医薬品のスクリーニングや前臨床実験、臨床実験、医薬品製造およびプロセス制御(CMC)、診断試薬の開発と最適化に関する研究に利用可能です。
ACROBiosystems
売れ筋製品を下記にご紹介しており、これらの製品はすぐにご注文いただけます。その他の製品のご注文についてはお問合せください。
ビオチン標識タンパク質 【MABSol Biotin Labeled Proteinsコレクション】
ビオチンは、アビジン/ストレプトアビジンと非常に強く特異的に結合する性質があります。タンパク質にビオチンを結合させたビオチン標識タンパク質は、この性質を利用して、タンパク質の検出や定量、精製、細胞内局在の研究、免疫染色などさまざまな用途に使用されます。
ACROBiosystems社のビオチン標識タンパク質 【MABSol Biotin Labeled Proteinsコレクション】では、AviTag技術を採用したPrecisionAviシリーズと、同社で開発した化学標識技術を利用したUltraLysシリーズを提供しています。
PrecisionAviシリーズ
すぐに利用できるAviTagビオチン化タンパク質シリーズ
本シリーズのビオチン標識製品は、AviTag技術を用いて製造されています。
組換えタンパク質に組み込まれたAviTagの単一のリジン残基が酵素的にビオチン化されています。
◆特長◆
- AviTagのリジン残基のみビオチン化:タンパク質の元の結合部位は干渉されない
- タンパク質中のAviTagの位置は正確に制御:アビジンコートプレートへ固定する際に配向を均一に保つ
- 一般的な結合アッセイに最適
UltraLysシリーズ
ユニークでより高感度な検出が期待される、化学的標識のビオチン化タンパク質シリーズ
本シリーズのビオチン標識製品は、ACROBiosystems社独自の化学的修飾法を用いて製造されています。
リジン残基側鎖のアミンおよびタンパク質N末端の第一級アミンがビオチン化されます。通常、一つのタンパク質分子に対して複数のビオチンが結合しています。
◆特長◆
- 高い検出感度
- ACROBiosystems社独自の化学的修飾法を用いた製法
免疫チェックポイントタンパク質
免疫チェックポイント(immune checkpoint)は免疫システムにおける重要な調節因子です。免疫チェックポイントを用いて開発されている抗体医薬品は重要な免疫療法剤として、がん、免疫疾患などの治療に使われています。
◆特長◆
- 高純度
- 高い生物活性
- ロット間差の少ない均一な品質
Fc受容体タンパク質
Fc受容体タンパク質は、抗体分子のFcフラグメントに対する受容体であり、免疫応答の調整に重要な役割を果たします。
治療用抗体の有効性は、抗体と抗原の結合活性だけでなくFcフラグメントとFc受容体との相互作用にも依存するため、治療用抗体の研究においてはFc受容体の解析が不可欠です。
ACROBiosystems社は、FcRn(FCGRT&B2M)、FcγRとその変異体など、包括的なFc受容体製品コレクションを提供しています。
◆特長◆
- HEK293細胞での発現:翻訳後修飾と適切なフォールディング
- 多様な生物種:ヒト、マウス、アカゲザル、ラット、ブタ、ウサギ、ネコ、ウシなどでの種間実験が可能
- 高純度
- 高い安定性:厳格な品質管理でロット間差の少ない均一な品質を確保
- AviTagで標識されたビオチン化Fc受容体タンパク質も提供:高いラベル化効率、特異的で明確な標識部位
- SPRとBLIで親和性を確認
サイトカイン、成長因子
サイトカインは、免疫細胞と一部の非免疫細胞によって刺激、合成、分泌される小分子タンパク質です。たくさんのサイトカインが体内で互いに促進または抑制し、複雑な免疫調整ネットワークを形成します。サイトカインは、様々な病気の発生、腫瘍の進行・転移、自己免疫疾患などに関わっており、標的サイトカイン医薬品は腫瘍や自己免疫疾患の治療において大きく期待されています。
ACROBiosystems社は、サイトカイン、インターロイキン、成長因子、腫瘍壊死因子(TNF)、コロニー刺激因子(CSF)、インターフェロン(IFN)など、サイトカインを標的とする薬剤開発のためのさまざまな製品を提供しています。
◆特長◆
- 人体の自然なコンフォメーションに近いタンパク質
- 多様な生物種:ヒト、マウス、ラット、アカゲザル、ウサギ、カニクイザルなどの種間実験が可能
- さまざまなラベルとタグを選択可能
- AviTagで標識されたビオチン化Fc受容体タンパク質も提供:均一なビオチン標識、タンパク質本来の活性に影響を与えない
- 高純度
- 均質な構造
- 高い生物活性
- 厳格な品質管理によるロット間差の少ない均一な品質
- サイトカイン製品を包括的にラインナップ
CAR-T細胞療法標的タンパク質
CAR-T細胞療法はがん免疫療法で、抗原提示細胞(APC)を介さず体内のがん細胞を標的として攻撃することができます。
ACROBiosystems社は、非標識、ビオチン標識、蛍光標識などのCAR-T標的タンパク質と、フローサイトメトリーによるCAR陽性率解析のプロトコールを開発し、現在ではCD19、BCMA、CD22、MSLNやEGFRなどを含む約40のCAR-Tターゲットを提供しています。
▶蛍光標識タンパク質ー直接検出法
- 標的抗原はフルオレセイン基で標識済み
- 検査プロセスを簡素化し、検査時間を削減
- 二次抗体の交差反応による非特異的バックグラウンドを回避
▶ビオチン標識タンパク質ービオチン-アビジンに基づいた検出法
- 標的抗原はビオチンで標識されており、蛍光標識されたストレプトアビジンで検出可能
- ストレプトアビジンはビオチンに対して非常に高い親和性を示し、結合は高特異性
- CARの陽性発現率を高感度かつ高特異性で検出可能
▶非標識タンパク質ー間接検出法
- 標的抗原は特定のタグを持つように設計されており、蛍光標識された二次抗体で検出可能
- CAR陽性発現率を高感度で検出可能
- 二次抗体の非特異的反応が発生する可能性あり
ADC(抗体-薬物複合体)のターゲットタンパク質
ADC(抗体-薬物複合体)は、がん細胞特有の分子に対する抗体とがん細胞を破壊する薬剤を複合させたバイオ医薬品の一種です。高度な細胞選択性で正常細胞への傷害を避けつつ、がん細胞のみを攻撃する新たながん治療薬として注目されています。
◆特長◆