Shasta™ Whole-Genome Amplification (WGA) Kit

ハイスループットなシングルセルDNA-Seqキット
  • ゴールドスタンダードのPicoPLEX技術を用いたWGAキット
  • プレートベースのアッセイを大幅に上回る約1,500 細胞/反応のハイスループット解析を実現
  • 単一細胞からのコピー数変異(CNV)解析、単一塩基変異(SNV)解析
  • 一度の解析で最大8サンプルを解析
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
640286

CLN

Clontech
Shasta™ Whole-Genome Amplification Kit - 2 Chip
2 chips ¥980,000
説明書・データシート・ベクター情報
WH0286
640283

CLN

Clontech
Shasta™ Long Indexing Primer Set - A
1 Chip ¥200,000
WH0283
640018

CLN

Clontech
Nanodispenser 384-Well Source Plate and Seal
20個 ¥79,000
旧Takara Code:WF0017 説明書・データシート・ベクター情報
WH0018
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製品説明

Shasta WGA Kitは、illuminaプラットフォーム用の高品質なscDNA-Seqライブラリーを作製します。タカラバイオのPicoPLEX全ゲノム増幅(WGA)技術を用いることで、再現性の高いコピー数変異(CNV)解析、単一塩基変異(SNV)解析、インデル解析を行うことができます。 Shasta WGA Kit は、Shastaシングルセル自動調製システムを用いたハイスループットな自動化ワークフローに最適化されており、これまでのプレートベースのシングルセルWGAを大幅に上回る、1,000~1,500細胞からのscDNA-Seqライブラリー作製を可能にします。


図1. Shasta WGA Kitワークフロー
  • ① ナノチップ上での細胞イメージングとシングルセルの選択
  • ② オンチップでのDNA抽出
  • ③ Quasi-random primerを含むpre-amplification mixの添加
  • ④ forwardおよびreverseのindex primerを使用してDNAが増幅され、最終的なDNA-Seqライブラリーを構築


図2. 4つの異なる細胞株のシングルセルから作製したShasta WGAライブラリーのQC指標
ライブラリーのシーケンシングは、NextSeq 500/550 High Output Kitと150サイクルカートリッジ(リード長2 x 75 bp)を使用し、PhiXスパイクイン率は18.81%で実施した。96.56%のリードがバーコード化に成功し、バーコード化された単一細胞について、アダプタートリミング後、バーコード化されたリードの99.12%がユニークリードであり、バーコード化されたリードの94.06%がhg38参照ゲノムにユニークにマッピングされた。

図3. Shasta WGAキットを用いてシングルセルから作成したCNP解析例
  • Cell 1(GM05067細胞): 9p染色体における約45 Mbの特徴的なセグメント増幅が特異的に検出された。
  • Cell 2(GM22601細胞): 4p染色体での約25 Mbの欠失を検出した。
  • Cell 3(GM12878細胞): CNVのない2倍体を示し、15 pgのNA12878 gDNAを用いて作製したWGAライブラリーと同等の性能を示した。
  • Cell 4(K562細胞): 3倍体の予測された倍数性を示した。ハイパープロイディーは、急速に増殖するがん細胞において一般的な現象である。


図4. 単一の淡明細胞型腎細胞がん(ccRCC)からShasta WGAキットを用いて作成したCNPから、ccRCCに一般的に関連するCNVを同定
Cell 1とCell 2はともに3番染色体のp-armの欠損(-3p)、5番染色体のq-armの獲得(+5q)、16番染色体のp-armの部分的獲得(+16pter)を有する。-3pはccRCCの細胞遺伝学的特徴であり、2013年の研究では417人の患者の91%が-3pの変異を有していた(Nature 499, 43-49 (2013))。この領域は、ccRCCで最もよく変異する4遺伝子を包含している(VHL、PBRM1、BAP1、SETD2)。また、+5qはccRCCでよくみられるCNVであり、2013年の研究では417人の患者の67%が+5qの変異を有していた。加えて、Cell 1では8番染色体のp-armが欠損(-8p)し、Cell 2では8番染色体全体が欠損していた。8番染色体の一部または全部の欠損は、以前に行われたccRCC患者の研究でも報告されており、典型的にはTCEB1異と関連している(Sato et al. Nature Genetics, (2013)45: 860-867)

内容

Shasta Whole Genome Amplification Kit - 2 Chip(製品コード 640286)
Shasta Whole-Genome Amplification Reagents1 Kit
Shasta Long Indexing Primer Set - A(製品コード 640283)2 Chip
Single-Cell 350v Chip(製品コード 640019)2 Chip
Single-Cell Loading Kit(製品コード 640206)2 Kit
Single-Cell Collection Kit(製品コード 640212)2 Kit

保存

Shasta Whole-Genome Amplification Reagents -20℃
その他 室温
注意事項
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