NucleoMag® Plasmid

磁性ビーズを使用した自動化装置用プラスミドDNA精製キット
  • 自動化装置と組み合わせてより短時間で高品質なプラスミドDNA(トランスフェクショングレード)を高収量で精製
  • MagnetaPure32 Plusをはじめ、各種自動化装置に対応
  • 省力化により高い再現性を実現
  • ミニプレップからラージスケールまでフレキシブルに利用可能

画像写真
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
744750.1

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoMag® Plasmid
NEW 取寄 労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付
96 well×1 ¥32,000
説明書・データシート・ベクター情報
U4750A
744750.4

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoMag® Plasmid
NEW 取寄 労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付
96 well×4 ¥110,000
説明書・データシート・ベクター情報
U4750B
744751.1

MNA

マッハライ・ナーゲル社
NucleoMag® Clearing Beads
NEW 取寄
1.75 ml×2 ¥10,000
説明書・データシート・ベクター情報
U4751A
740911.1

MNA

マッハライ・ナーゲル社
Buffer A1
取寄
1,000 ml ¥18,000
U0911A
740912.1

MNA

マッハライ・ナーゲル社
Buffer A2
取寄
1,000 ml ¥18,000
U0912A
740328.100

MNA

マッハライ・ナーゲル社
Buffer A2 with LyseControl
NEW 取寄
100 ml ¥5,500
U0328A
740518.1

MNA

マッハライ・ナーゲル社
Buffer S3
取寄
500 ml ¥9,500
U0518A
740995

MNA

マッハライ・ナーゲル社
Buffer AQ Concentrate
25 ml ¥7,500
U0995A
740798.1

MNA

マッハライ・ナーゲル社
H2O-EF
取寄
1,000 ml ¥11,000
U0798A
740505

MNA

マッハライ・ナーゲル社
RNase A(凍結乾燥品)
100 mg ¥19,000
説明書・データシート・ベクター情報
U0505A
740505.50

MNA

マッハライ・ナーゲル社
RNase A(凍結乾燥品)
50 mg ¥11,000
説明書・データシート・ベクター情報
U0505S
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製品説明

NucleoMag Plasmidは磁性ビーズ法により大腸菌培養液からトランスフェクショングレードのプラスミドDNAを精製するキットです。本製品はMagnetaPure32 PlusやKingFisherをはじめとする自動化装置と組み合わせて使用します。精製過程を自動化することで、高収量で再現性の高いプラスミド調製を効率よく行うことができます。
NucleoMag Plasmidでは大腸菌をアルカリ溶解したのち、DNAを磁性ビーズに結合させることでプラスミド精製を行います。アルカリ溶解中和後のライセートの清澄化方法は、遠心分離法または清澄化専用磁性ビーズNucleoMag Clearing Beadsを用いる方法のどちらかから選択可能です。ライセートの清澄化後、磁性ビーズを加えてDNAを結合させて分離を行います。磁石による分離後にはエンドトキシンやタンパク質を除去するためのDetoxification Buffer ERBによる洗浄ステップが組み込まれており、エンドトキシンの低減化が行われます。最終的に精製プラスミドDNAは低塩濃度のBufferで溶出されますので、トランスフェクションを含む一般的な実験にそのまま使用することができます。

横にスクロールできます
原理 磁性ビーズ法
処理 磁性ビーズ法対応自動化装置
サンプル 大腸菌培養液 ≦5 ml
プラスミドDNAサイズ <25 kb
回収量 1~50 μg
溶出液量 50~200 μl
純度 A260/A280:≧1.8
A260/A230:≧2.0
エンドトキシンレベル ≦10~50 EU/μg(使用するプロトコールに依存)
精製時間 約50分(MagnetaPure 32 Plus使用の場合)
NucleoMag Plasmidによるプラスミド精製
NucleoMag Plasmidによるプラスミド精製 NucleoMag Plasmidによるプラスミド精製
図1.NucleoMag Plasmidによるプラスミド精製
pCMV-GFP、pcDNA3.1、pGEM T-Easyの3種類のプラスミドを保持する大腸菌を2 mlのLB培地で各8個づつ培養し、それぞれからNucleoMag Plasmidと自動化装置MagnetaPure 32 Plusを用いてプラスミドを精製した。ライセートの清澄化は遠心分離法を用いた。
これらプラスミドの収量、品質を確認したところ、再現性良く高品質のプラスミドが高収量で精製できていることが分かった。
A:精製プラスミドの収量
B:精製プラスミドの純度(A260/280比)
C:精製プラスミドの純度(A260/230比)

表1. NucleoMag Plasmidにより精製されたプラスミドの含有エンドトキシンレベル
横にスクロールできます
ProductEU/μg DNA
NucleoMag Plasmid (Clarification via centrifugation)4.3±1.7
NucleoMag Plasmid (Clarification via beads)10.9±1.3
Supplier O (Clarification via centrifugation)18.4±19.7
Supplier O (Clarification via beads)18.9±9.8
Supplier Z (Clarification via beads)3,757±418
各キットの推奨プロトコールに従って調製したプラスミドDNAのエンドトキシン単位(EU)を、定量的呈色LALテストで測定した(各試行回数4)。本製品は他社製品(Supplier O, Supplier Z)に比べて明確に低いエンドトキシンレベルを示した。

内容

Resuspension Buffer A1
Lysis Buffer A2
Neutralization Buffer S3
Binding Buffer PAB
NucleoMag M-Beads
Detoxification Buffer ERB
Wash Buffer AQ
(Concentrate)
Elution Buffer AE
RNase A (lyophilized)

本製品以外に必要な試薬、機器(主なもの)

  • 96~100% エタノール
  • H2O-EF(製品コード 740798.1)または滅菌精製水
  • 磁性ビーズ対応自動化装置:MagnetaPure 32 Plus(製品コード 747010)など
  • 自動化装置に対応する消耗品:
    96-Deep-Well plates for magnetic rod systems(製品コード 744955)
    8-place tip combs for magnetic rod systems(製品コード 744960) など
  • 8連ピペットまたはディスペンサー

【ライセート清澄化用】
磁性ビーズ法の場合:NucleoMag Clearing Beads(製品コード 744751.1)
遠心分離法の場合: 
2 mlマイクロチューブもしくはSquare-well Block(製品コード 740481.24)など
上記に対応する遠心機

保存

NucleoMag M-Beads  4℃
その他   室温
(Buffer A1で溶解したRNase Aは4℃保存。6ヵ月間安定。)

用途

磁性ビーズ対応⾃動化装置による大腸菌培養液からのプラスミドDNA精製
精製プラスミドDNAはシーケンシング、クローニング、PCR、形質転換、トランスフェクション、in vitro転写、ライゲーションなどのアプリケーションにそのまま使⽤可能
NucleoMagはMACHEREY-NAGELの登録商標です。
KingFisherはThermo Fisher Scientific Inc.の登録商標です。
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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