学会セミナーのご案内

●第67回日本生物工学会大会 ランチョンセミナーを行います。

演題1 タンパク質発現関連製品のご紹介
演者1 タカラバイオ株式会社
演題2 分泌発現のスタンダード・ブレビバチルス発現システムの紹介 - BIC法を応用した高生産化プラットフォームの開発 -
演者2 ヒゲタ醤油株式会社
開催日 2015年10月27日(火)11:45~12:45
場所 鹿児島県/城山観光ホテル D会場
演題1:タンパク質発現関連製品のご紹介
タカラバイオでは遺伝子工学の技術の応用して、遺伝子医療技術の開発を積極的に行い、創薬・産業支援サービスとしてご提供しています。細菌から培養細胞、臨床材料まで幅広い生物種、細胞種を対象とした遺伝子導入、細胞加工のツール、遺伝子・タンパク質の発現、機能解析に必要な技術の製品化を行い、また、製品以外にも当社独自の技術と豊富な経験を活かしタンパク質の発現・精製、さらにはタンパク質のGMP製造も行っております。
本セミナーでは、当社が提供しておりますタンパク質発現関連製品を中心にご紹介いたします。

演題 2:分泌発現のスタンダード・ブレビバチルス発現システムの紹介
     - BIC法を応用した高生産化プラットフォームの開発 -
ブレビバチルス発現システムは、高いタンパク質分泌生産能力を持つBrevibacillus choshinensisを宿主として開発されたタンパク質発現システムです。本システムの最大の特長はその使いやすさと高い分泌能にあります。我々は相同組換えにより効率的に遺伝子を導入できるBIC法(Brevibacillus in vivo cloning法)を開発しました。PCRしてベクターと混ぜるだけで発現プラスミド構築可能というクローニングの飛躍的な簡略化を実現しました。また、分泌シグナル、プロモーター、SD配列、精製タグなどの様々な組み合わせを、複数のベクターを準備しておくことで簡単に試すことができます。これらを駆使することで、フラグメント抗体、サイトカイン、プロテアーゼ、膜タンパク質の細胞外ドメインなど、幅広いタンパク質の分泌生産に成功し、その生産量や発現成功率も飛躍的に向上しました。ブレビバチルス発現システムは、基本的な遺伝子工学実験の環境さえあれば、誰でもすぐに使いこなすことができ、研究用途から商業生産まで様々なステージで利用できます。この分泌発現のスタンダードとなりうる技術を紹介いたします。