TaKaRaノロウイルス拭き取り検査用キット

実施例1:各種遺伝子型ノロウイルスの回収率の確認

【方法】
GI 2種、GII 6種のノロウイルス2×104コピーをそれぞれ生理食塩水に懸濁し、本製品のプロトコールに従って濃縮後、qPCRによる検出を行った。また、比較対照として、同コピー数の各遺伝子型ノロウイルスを濃縮操作なしでそのままqPCRにより検出し、これとの比較により回収率を算出した。
【結果・考察】
回収率は、72~96%となり、いずれの遺伝子型でも良好な結果が得られた。
添加ウイルス
遺伝子型
Ct値(N=2の平均値) ΔCt値
濃縮あり-なし
回収率
(%)
濃縮なし 濃縮あり
GI.4 29.23 29.68 0.45 73
GI.6 29.81 30.28 0.47 72
GII.2 25.94 26.17 0.23 85
GII.3 30.44 30.67 0.23 85
GII.4 27.01 27.29 0.28 83
GII.6 26.34 26.40 0.06 96
GII.14 28.59 28.75 0.16 90
GII.17 27.01 27.26 0.25 84

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