microRNA Target Site Blocker

  • miRNAのターゲット配列への結合を特異的に阻害するTarget Site Blocker(TSB)をカスタム設計
  • mRNA中のmiRNA結合部位をブロックしてmiRNAの結合を競合的に阻害
  • 単一のmRNAに対するmiRNAの機能解析が可能
  • LNAの高い結合親和性により、低濃度でも効果的にmiRNAと競合しmiRNA結合配列をブロック
  • 細胞内での安定性に優れるため、長期間に渡るアンチセンス活性が期待できる
  • 動物実験グレード用に精製されたin vivo用TSBも合成可能
メーカー
略称
製品コード TaKaRa
Code
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書
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参考
資料
EXQ 480001-00 E58042 miRCURY LNA™ microRNA Target Site Blocker, in vitro Premium, ready to label
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5 nmol ¥55,000
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EXQ 480003-00 E58043 miRCURY LNA™ microRNA Power Target Site Blocker, in vitro Premium, ready to label
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5 nmol ¥65,000
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EXQ 480004-00 E58044 miRCURY LNA™ microRNA Power Target Site Blocker, in vivo Ready, ready to label
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5 nmol ¥75,000
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EXQ 500178 E58047 Custom miRCURY LNA™ microRNA Target Site Blocker for in vivo use
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製品説明

miRCURY LNA microRNA Target Site Blocker(TSB)は、mRNA中のmiRNA結合部位をブロックすることで、miRNAの結合を競合的に阻害するアンチセンスオリゴヌクレオチドです。一般にmiRNAは複数のmRNAを標的としますが、Exiqon社独自のアルゴリズムで設計されたTSBは、単一のmRNAにおけるmiRNA結合部位と特異的に結合し、miRNAの結合をブロックすることができます。
miRCURY LNA microRNA Target Site Blockerシリーズは、HPLC精製、凍結乾燥状態のカスタムLNAオリゴを提供します。

LNAを用いたTarget Site Blockerの利点

Target Site Blockerは、配列中に高い結合親和性と特異性を持つLNAを含むため、miRNA/RISC複合体と競合し、miRNA結合部位に効果的に結合することができます(図1)。また、TSBはLNA/DNA構造であるため、RNase H依存的mRNAの分解を引き起こしません。この結果、miRNAによる翻訳効率の低下が阻害され、標的mRNAにコードされたタンパク質の発現が上昇します(図2)。


図1. Target Site BlockerはmiRNA結合部位にmiRNA/RISC複合体と競合的に結合する
上段:miRNA/RISC複合体による翻訳効率の低下
下段:TSBはmiRNA/RISC複合体と競合し、miRNA結合部位により効果的に結合する


図2. Target Site BlockerはmiRNA結合部位の遮蔽により、特異的mRNAの翻訳レベルを上昇させる
上段:TSBがmRNAとmiRNA/RISC複合体との結合をブロックすることで、標的mRNAにコードされるタンパク質発現が上昇
下段:TSBはLNA/DNA構造であるためRNase H依存的mRNAの分解が起きない

単一のmRNAに対するmiRNAの機能解析が可能

一般にmiRNAは複数のmRNAを標的とするため、miRNA inhibitorによりあるmiRNAを阻害した場合、これら全てのターゲット遺伝子の発現上昇の結果としての表現型が表れます。しかし、単一のmRNAのmiRNA結合部位をブロックすることができるTSBを用いた場合、単一のターゲット遺伝子の発現量のみが上昇するため、目的のmRNAに対するmiRNAの機能解析を行うことができます(図3)。そのためTSBを用いることで、あるパスウェイにおいてどのmRNAとmiRNAとの相互作用が最も重要であるかなど、個々のmRNAに対するmiRNAの機能解析を行うことができます。


図3. miRNA inhibitorとTarget Site Blockerの違い
上段:あるmiRNAにより発現抑制されているターゲット遺伝子群
中段:miRNA inhibitorによるmiRNA阻害の場合、miRNAの全てのターゲット遺伝子の発現量が上昇し、表現型が示される
下段:TSBの場合、単一のターゲット遺伝子(図中ではTarget 2)の発現量が上昇するため、単一のmRNAに対するmiRNAの機能解析を行うことができる

実施例


肺線維化細胞でのTGFβシグナリングにおけるmiR-199a-5pの機能解析などにTarget Site Blockerが使用されています(図4)。この他の実施例については、文献情報、またはExiqon社のApplication storyをご覧ください。


図4. CAV1 TSBは多くの状況でmiR-199a-5p inhibitorと同じ表現型を示す
miR-199a-5pはCAV1遺伝子発現を抑制することにより、TGFβシグナリングを活性化する。miRNA inhibitor (LNA-miR-199a-5p)を使用して直接miR-199a-5pを阻害したり、Target Site Blocker(TSB;CAV1 protector)を用いてmiR-199a-5pとCAV1 mRNAの相互作用を阻害することにより、TGFβシグナリングの減少や様々な表現型の変化が観察される。
パネルC:平滑筋α-アクチンの染色(α-SMA; 緑)により miRNA inhibitorとCAV1 TSBの両方で筋繊維芽細胞の分化の減少が見られた。パネルD:miR-199a-5p inhibitorとCAV1 TSBは、どちらもSMAD-luciferaseレポータープラスミドからのルシフェラーゼ活性を同様に減少させた。パネルE , F:miR-199a-5p inhibitorとCAV1 TSBは、どちらもTGFβにより刺激されるhFL1肺線維芽細胞の移動速度を減少させ創傷閉鎖の遅れを誘導した。

Target Site Blocker製品ラインナップ

使用目的に応じて様々なグレードのTarget Site Blockerが選択できます。

製品コード

製品名

容量

PS*

HPLC

Na+交換

アプリケーション

480001-00

miRCURY LNA microRNA
Target Site Blocker,
in vitro Premium

5 nmol

No

Yes

No

トランスフェクションが容易な細胞や神経細胞及び筋細胞

480003-00

miRCURY LNA microRNA
Power Target Site Blocker,
in vitro Premium

5 nmol

Yes

Yes

No

トランスフェクションが困難な細胞やターゲットが高発現している細胞

480004-00

miRCURY LNA microRNA
Power Target Site Blocker,
in vivo Ready

5 nmol

Yes

Yes

Yes

in vivo実験及び高純度が求められる場合

500178

Custom miRCURY LNA
microRNA Target Site Blocker
for in vivo use

Large scale (mg)

On demand

Yes

Yes

動物実験への使用

PS: ホスホロチオエート骨格
ご注意:中枢神経系や筋組織から得られた細胞または細胞株にはPS骨格の使用は推奨できません。これらの細胞はPS修飾されたオリゴヌクレオチドの配列依存的な毒性に対して感受性を示します。これらの細胞には製品コード 480001-00の使用を推奨します。

ご注文方法

Target Site Blockerはカスタム製品です。ご注文の際は以下のリクエストフォームをご利用ください。

1. こちらのリクエストフォームに必要事項をご記入のうえ、こちらまで電子メールでお送りください。
  お客様情報シートとTargetシートがございますので、両シートにご記入をお願いします。
  Targetシートについては、記入例シートをご参照いただき、1 Targetごとに1シートをご記入ください。
  Targetが5つ以上ある場合は、お手数ですが、Targetシートを複製してご記入ください。

2. 弊社担当からメールで参考見積および依頼書を折り返し送付いたします。

納期

3~4週間(mgスケールをご注文の場合は、別途お問合せください)

内容

miRCURY LNA microRNA Target Site Blocker, 5 nmolまたはmgスケール, 凍結乾燥品

保存

-20℃

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注意事項
  • 弊社の取扱い製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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