Tet-Express™ 発現誘導システム

  • Tet-Expressタンパク質の細胞内への直接導入により遺伝子発現を誘導
  • Tet-On / Tet-Off安定発現株の作製が不要なため、短期間で実験系を構築可能
  • Doxycyclineなしで遺伝子発現を誘導
  • わずか2時間で最大発現レベルの80%以上に到達
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メーカー
略称
製品コード TaKaRa
Code
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書
データシート
ベクター情報
参考
資料
CLN 631169 Z1169N Tet-Express™ Inducible Expression System
  • 労働安全衛生法
  • 安全データシート(SDS)添付
  • ライセンス
1 Kit ¥194,700
説明書・データシート・ベクター情報
CLN 631170 Z1170N Tet-Express™ Inducible Expression System (Bicistronic Version)
  • 労働安全衛生法
  • 安全データシート(SDS)添付
  • ライセンス
1 Kit ¥194,700
説明書・データシート・ベクター情報
CLN 631171 Z1171N Tet-Express™ Inducible Expression System (with mCherry)
  • 労働安全衛生法
  • 安全データシート(SDS)添付
  • ライセンス
1 Kit ¥194,700
説明書・データシート・ベクター情報
CLN 631172 Z1172N Tet-Express™ Inducible Expression System (with ZsGreen1)
  • 労働安全衛生法
  • 安全データシート(SDS)添付
  • ライセンス
1 Kit ¥194,700
説明書・データシート・ベクター情報
CLN 631343 Z1343N Tet-Express™ Inducible Expression System (Bidirectional Version)
  • 労働安全衛生法
  • 安全データシート(SDS)添付
  • ライセンス
1 Kit ¥194,700
説明書・データシート・ベクター情報
CLN 631344 Z1344N Tet-Express™ Inducible Expression System (Bidirectional mCherry)
  • 労働安全衛生法
  • 安全データシート(SDS)添付
  • ライセンス
1 Kit ¥203,900
説明書・データシート・ベクター情報
CLN 631345 Z1345N Tet-Express™ Inducible Expression System (Bidirectional ZsGreen1)
  • 労働安全衛生法
  • 安全データシート(SDS)添付
  • ライセンス
1 Kit ¥203,900
説明書・データシート・ベクター情報
CLN 631177 Z1177N Tet-Express™
  • 労働安全衛生法
  • 安全データシート(SDS)添付
  • ライセンス
25回 終売 終売日:2017/11
説明書・データシート・ベクター情報
CLN 631178 Z1178N Tet-Express™
  • 労働安全衛生法
  • 安全データシート(SDS)添付
  • ライセンス
100回 終売 終売日:2017/11
説明書・データシート・ベクター情報
CLN 631190 Z1190N Retro-X™ Tet-Express™ Inducible Expression System
  • 労働安全衛生法
  • 安全データシート(SDS)添付
  • ライセンス
1 Kit ¥222,500
説明書・データシート・ベクター情報

製品説明

Tet-Express Inducible Expression Systemは、Tet-Express transactivatorタンパク質を直接細胞内に導入することで目的遺伝子の発現誘導を行うことができる、新しいTetシステムである。従来のTet-On/Off Systemとは異なり、目的遺伝子発現用のTREプロモーターベクターとTet-Expressタンパク質のみから構成されており、遺伝子の発現誘導にDoxycyclineを必要としない。発現誘導の方法は非常にシンプルで、TREプロモーターにより制御された目的遺伝子を含む培養細胞の培地中に、数μlのTet-Expressタンパク質を添加するだけである。Tet-Express Systemを用いることで厳密な遺伝子発現制御システムを迅速かつ簡便に構築することができる。
また、Tet-Expressタンパク質を直接細胞内に導入するTet-Express Systemは、従来のような二重安定発現株の取得が不要であるため、特に初代培養細胞のような継代培養によるクローン選択に適さない細胞に対しても有効である。

Tet-Expressとは

Tet-Expressは、細胞導入のために最適化されたTet-Off Advanced transcriptional activator (transactivator) タンパク質であり、自ら細胞膜を通過し、タンパク質導入経路を経て核内へ移行する。即ち、Tet-Expressを細胞内へ直接導入することにより、Doxycyclineの非存在下でTREプロモーターに結合し目的遺伝子発現の活性化を行うことができる。また、Tet-Expressの各バイアルには細胞導入効率を向上させるための補助試薬が含まれている。



図1. Tet-Express Inducible Expression Systemの概要
Tet-Express Systemは、Tet-Expressタンパク質を直接細胞内へ導入することで発現誘導が行えるため、他のTet-On/Off Systemのように二重安定発現株を取得する必要がない。目的遺伝子の発現誘導にはTet-Expressタンパク質を培地中に添加するだけでよい。

迅速な遺伝子発現

TREプロモーター下流にルシフェラーゼ遺伝子を導入した安定HeLa細胞株において、Tet-Express処理の有無による遺伝子発現量の比較を行った。Tet-Express処理により、ルシフェラーゼ遺伝子の発現は速やかに上昇し、わずか2時間で最大発現量の80%以上に達した。一方、Tet-Expressの非処理では発現が観察されなかった。




図2. Tet-ExpressはTREプロモーターから迅速に目的遺伝子を発現させる
TREプロモーターにより制御されるルシフェラーゼ遺伝子の安定HeLa細胞株において、Tet-Express処理の有無による遺伝子発現量の比較を行った。Tet-Express処理を行ったHeLa細胞では、わずか2時間で最大発現量の88%に到達した。

幅広い細胞種で高い誘導効率と低いバックグラウンドを実現

Tet-Express Systemは、様々な細胞種で高い誘導効率と低い基底発現レベルを実現することができる(図3)。また、Tet-Express Systemはtransactivatorの安定発現株の取得が不要なため、継代培養によるスクリーニングに適していない初代培養細胞などに対しても有効である。




図3. Tet-Express Systemは様々な細胞種で使用できる
各細胞にTREプロモーターで制御されるルシフェラーゼ遺伝子を含むプラスミドをトランスフェクトした。翌日、標準プロトコルに従ってTet-Express処理を行い、さらに一晩培養を行った。Tet-Express非処理細胞も同時に培養を行い、処理細胞と非処理細胞のルシフェラーゼ活性を測定した。

最も低い基底発現

Tet-Express Systemに含まれるpTRE3G vector*に搭載されているPTRE3Gプロモーターは、非常に低い基底発現レベルと高い誘導発現効率を両立している。このPTRE3Gプロモーターは、最小CMVプロモーター、およびその上流にある19 bp tet オペレーター7回反復配列から構成されており、これらをtetracycline response element (TRE)と呼ぶ。tet オペレーター反復配列は、全ての世代のTet Systemにおいて共通であるが、PTRE3Gプロモーターでは、結合配列が均等な間隔になるように変更され、その中心部はランダマイズされており、最小CMVプロモーターはコンセンサス配列と一致するように変異が導入されている(図4)。
* pTRE3G vector はTet-On 3G Systemにも採用されている



図4. PTRE3Gプロモーターの構造概要
PTRE3Gプロモーターはtet オペレーターの7回反復配列、および中心部がランダマイズされた同一長の結合配列、下流の最小CMVプロモーターから構成される。


PTRE3Gプロモーターは哺乳類細胞の内因性転写因子に対する結合部位を欠失している。また、tet オペレーター反復配列下流の最小CMVプロモーターは、transactivatorタンパク質の非存在下では不活性なため、PTRE3Gプロモーターの基底発現レベルは従来のどのTREプロモーターよりも低く、ウェスタンブロットでは検出できないレベルである。一方、transactivator タンパク質の存在下では非常に高いレベルの発現を誘導することができる(図5)。



図5. PTRE3Gプロモーターでの基底発現はウェスタンブロットでは検出されない
PTRE3Gプロモーターで制御されるルシフェラーゼ遺伝子の安定発現HeLa細胞を標準プロトコルに従ってTet-Express処理を行い、一晩培養を行った。翌日、Tet-Express処理/非処理の細胞からライセートを調製し、抗ルシフェラーゼ抗体および抗アクチン抗体によりウェスタンブロットを行った。

7種類の発現プラスミドから選択可能

Tet-Express Inducible Expression Systemには以下の7つのフォーマットが用意されている。

製品名ベクターマップアプリケーション
Tet-Express Inducible Expression System
(製品コード 631169)
厳密かつ高レベルな誘導発現
Tet-Express Inducible Expression System
(Bidirectional Version)(製品コード 631343)
及び、2つの遺伝子の発現を同時かつ均等に調節
Tet-Express Inducible Expression System
(Bicistronic Version)(製品コード 631170)
及び、2種類の目的遺伝子の共発現
Tet-Express Inducible Expression System
(Bidirectional mCherry)(製品コード 631344)
及び、mCherryと目的遺伝子の発現を同時かつ均等に調節
Tet-Express Inducible Expression System
(Bidirectional ZsGreen1)(製品コード 631345)
及び、ZsGreen1と目的遺伝子の発現を同時かつ均等に調節
Tet-Express Inducible Expression System
(mCherry)(製品コード 631171)
及び、mCherry(赤色)蛍光タンパク質の共発現によるモニタリング
Tet-Express Inducible Expression System
(ZsGreen1)(製品コード 631172)
及び、ZsGreen1(緑色)蛍光タンパク質の共発現によるモニタリング

内容

・Tet-Express(Tet-Express Transactivator、Intensifier Reagent)(25反応分)
PTRE3G Promoter Vector
PTRE3G Promoter Control Vector
・Tet Approved FBS
・Xfect transfection reagent

保存

Tet-Express: 4℃
その他:-20℃

用途

  • 哺乳類細胞での厳密かつ迅速な目的遺伝子の誘導発現
  • 毒性遺伝子の発現制御

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