ゲノムDNAなどを沈殿させて除去、フェノールを使用したRNA精製試薬

NucleoZOL

  • 様々なサンプルからtotal RNAを抽出できる有機溶剤ベースのRNA抽出用試薬
  • クロロホルム不要、水層と有機溶剤層の分離不要の簡単プロトコール
  • small RNAを含む高純度のtotal RNAを高収率に抽出
  • small RNAとlarge RNAを別々のチューブに分けて回収することも可能
メーカー
略称
製品コード TaKaRa
Code
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書
データシート
ベクター情報
参考
資料
MNA 740404.200 U0404A NucleoZOL
  • 劇物
  • 労働安全衛生法
  • 化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)
  • 安全データシート(SDS)添付
200 ml ¥42,000
説明書・データシート・ベクター情報
MNA 740406.50 U0406A NucleoSpin® RNA Set for NucleoZOL
  • 取寄
  • 労働安全衛生法
  • 化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)
  • 安全データシート(SDS)添付
50回 ¥30,000
説明書・データシート・ベクター情報

製品説明

NucleoZolは細胞、組織、酵母、細菌、ウイルスなど、様々なタイプのサンプルからRNAを抽出する試薬である。
一般的な有機溶剤ベースのRNA抽出試薬は試料を溶解後、クロロホルムを添加し溶液を二層に分離して水層を回収するが、本製品は二層分離の必要がなく、シンプルな一層の抽出操作によってtotal RNA、small RNAを抽出することができる。DNA、タンパク質などの夾雑物質は沈殿として除去できる。
二層に分離して水層を分取する必要がないため、サンプルのロスやフェノール層のキャリーオーバーの心配がなく、高純度のRNAを収率良く得ることができる。small RNAを含むtotal RNAを1チューブで回収できる他、small RNAとlarge RNAを別々のチューブに回収することも可能である。

NucleoSpin RNA Set for NucleoZOLは、NucleoZOLで抽出し、遠心によりDNAやタンパク質を除いた上清からsmall RNAを含むtotal RNAを精製するスピンカラムとバッファーのセットである。本製品(NucleoZolは含まれない)にはNucleoZOLを500 μl使用して抽出した溶液を50回精製できるスピンカラムとバッファーが含まれる。本製品を用いると、NucleoZolで抽出した溶液より、迅速、簡便にRNAを精製することが可能である。

NucleoZol
原理 One-phase抽出
形状 有機溶剤試薬
サンプル量
(NucleoZOL 1 mlあたり)
培養細胞、細菌、酵母: 1×107
動物組織、植物組織: 100 mg
体液(ウイルス): 0.4 ml
精製サイズ small RNA:<200 bases
large RNA:>200 bases
回収量(total RNA)6~8 μg/mg(肝臓)
3~4 μg/mg(腎臓、脾臓)
0.5~1.5 μg/mg(筋肉、脳、肺)
4~10 μpg/106 cells(培養細胞)
回収量(large RNA) 5~7 μg/mg(肝臓)
3~4 μg/mg(腎臓、脾臓)
0.5~1.5 μg/mg(筋肉、脳、肺)
3~8 μg/106 cells(培養細胞)
A260/280
(total RNA)
1.8~2.1
標準的RIN >9
回収液量 任意
精製時間 <1時間
RNA integrity number
NucleoSpin RNA Set for NucleoZol
原理
シリカメンブレン法
形状
スピンカラム
サンプル量
≦500 μl NucleoZol sample
精製サイズ
small RNA:10~200 bases、
large RNA:>200 bases
回収率
85~95%
溶出液量
60 μl
精製時間
<1時間
結合容量
200 μg
筋組織サンプルからのRNA抽出
図1.筋組織サンプルからのRNA抽出
NucleoZOLを用いて、マウス心臓組織60 mgよりtotal RNAを抽出し、Agilent Bioanalyzerで分析を行った。その結果、RIN値 9の分解の少ないRNAが得られていることが分かった。

NucleoZOLのRNA収率
(マッハライナーゲル社比較data)
図2.NucleoZOLのRNA収率
様々なサンプルからRNAを抽出し、他社の二層分離の製品とNucleoZOLによるRNA収量を比較した。
RNA収量はqRT-PCRにより測定し、NucleoZOLの収量を100%として図に示した。
NucleoZOLで抽出したほうが、酵母を除くすべてのサンプルで良好な収量を示した。

NucleoZOLのRNA収率
(マッハライナーゲル社比較data)
図3.抽出RNAへのDNA混入量とフェノールのキャリーオーバー
NucleoZOL、または他社製品を用いてラット肺組織50 mgよりtotal RNAを抽出した。
ADNAの混入はqPCRにより測定した(他社製品を100%として表示)。
2層分離の試薬に比べてNucleoZOLではDNAの混入はほとんど見られなかった。
Bフェノールの混入はA260/A230比より判定した。NucleoZOLはA260/A230の値が高く、フェノールのキャリーオーバーが少ないことが示された。

内容

NucleoZOL(製品コード 740404.200)
  ・NucleoZOL reagent 200 ml

NucleoSpin RNA Set for NucleoZOL(製品コード 740406.50)
  ・Binding Buffer MX
  ・Wash Buffer RA3 (concentrate)
  ・RNase-free H2O
  ・NucleoSpin RNA Columns
  ・Collection Tubes (2 ml)
  ・Collection Tubes (1.5 ml)

保存

室温

本製品以外に必要な試薬

• RNase-free 水
• 75% エタノール
• 70% イソプロパノール
• 100% イソプロパノール

操作手順

操作フロー

用途

・培養細胞、動物組織、植物組織、微生物からのRNA精製
・精製RNAは、リアルタイムRT-PCR、ノザンブロッティング、プライマーエクステンション、アレイ解析、RNaseプロテクションアッセイなどに使用可能

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