O-157 (ベロ毒素遺伝子) One Shot PCR Screening Kit Ver.2

製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
RR102A

TKR

タカラバイオ(株)
O-157 (ベロ毒素遺伝子) One Shot PCR Screening Kit Ver.2
48回用 ¥76,000
2007年12月 Ver.2に変更
説明書・データシート・ベクター情報
RR102A
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製品説明

本製品は、PCR法を用いてO-157:H7をはじめとする腸管出血性大腸菌(EHEC)のベロ毒素遺伝子を特異的に増幅することにより、EHECを簡便に検出するためのOne Shot PCRキットである。PCRに必要な試薬全てが0.2 ml PCR tubeに分注されており、サンプルDNAを入れるだけでPCRを開始することができる。また、DNAポリメラーゼにホットスタートタイプで増幅効率に優れたTaKaRa Ex Taq HSを用いることにより、短時間でより高感度かつ安定した検出が可能になった。
さらに、反応阻害等による偽陰性を防ぐため、各tubeにはPCRのポジティブコントロールとなるControl Template EC3が含まれている。このテンプレートを鋳型にした場合の増幅産物は、ベロ毒素遺伝子由来の増幅産物とサイズが大きく異なるので、電気泳動による判定を容易に行うことができる。

内容

(48回用)
2×One Shot PCR solution tube25 μl×48
(無色の0.2 ml PCR tubeに分注済)

保存

-20℃
各tubeにはTaKaRa Ex Taq HSが含まれているので、激しい撹拌操作や凍結融解は避ける。
また凍結融解により反応性が低下する場合があるので、使用するtubeのみ融解すること。

キット以外に必要な試薬、機器

本キットを用いた検出過程では、さらに次のような試薬、機器を必要とする。
【試薬】
  1. 滅菌精製水
  2. アガロースゲル
    PrimeGel Agarose PCR-Sieve(製品コード 5810A)
  3. 電気泳動用 buffer
    Tris-Acetate-EDTA Buffer (TAE) 50×Powder, pH8.3(製品コード T9131)
    またはTBE (Tris-borate-EDTA) powder(製品コード T905)
  4. DNAマーカー
    pHY Marker(製品コード 3404A/B)
    またはφ X174-Hinc II digest(製品コード 3406A/B)
    または100 bp DNA Ladder(製品コード 3407A/B)
  5. Loading buffer(6× : 36% glycerol, 0.05% bromophenol blue, 0.035% xylene cyanol, 30 mM EDTA)(4. に記載のDNAマーカーには添付されている。)
  6. DNA 染色剤
    SYBR Green I Nucleic Acid Gel Stain(製品コード 5760A/5761A)
    またはエチジウムブロマイド
【機器】
  1. ヒートブロック(95℃まで温度を上げられるもの)
  2. 1.5 mlチューブ対応型冷却遠心機
  3. サーマルサイクラー
    TaKaRa PCR Thermal Cycler Dice Touch(製品コード TP350)
    TaKaRa PCR Thermal Cycler Dice Gradient(製品コード TP600)
  4. 電気泳動装置
    Mupid-2plus(製品コード M-2P)
    Mupid-exU(製品コード EXU-1)
  5. UVトランスイルミネーター(300 nm前後のもの)
  6. 電気泳動ゲル撮影装置(SYBR Green Iを使用する場合は専用のフィルターが必要)
【その他】
  1. 1.5 mlチューブまたは0.2 ml PCR tube [0.2 ml Hi-Tube Dome Cap(製品コード NJ200)など]
  2. 200 μl & 20 μlマイクロピペット
  3. マイクロピペット用チップ
  4. アガロースゲル染色用トレイ(SYBR Green I を使用される場合はポリプロピレン製容器を使用してください。)

増幅されるDNAサイズ

標的遺伝子増幅DNAサイズ
腸管出血性大腸菌ベロ毒素遺伝子
VT1、VT2、VT2vha、VT2vhb、VT2vp1
171 bp

2×One Shot PCR solution中に含まれているもの

  • PCR Primer EVC-1 & 2
    これらは株式会社島津製作所で製造されたものです。
  • Control template EC3
    PCRが正常に行われていることを確認するためのpositive control templateであり、このtemplateを鋳型にしてPrimer EVC-1 & 2でPCRを行うと、685 bpの増幅産物が得られる。
  • TaKaRa Ex Taq HS
    TaKaRa Ex Taq HSは、抗Taq抗体とTaKaRa Ex Taqを混合したもので、ホットスタートPCR用の酵素である。高温に加熱するまでは抗Taq抗体が酵素に結合し、ポリメラーゼ活性を抑えているため、サイクル前のミスプライミングやプライマーダイマーに起因する非特異的増幅を防ぐことができる。
  • Ex Taq Buffer
  • dNTP Mixture

使用に関して

  • 本キットは遺伝子検出であるため、不活化された細菌も検出し、生菌のみを検出対象とするものではありません。
    また、設計したPrimer の配列内に遺伝子の変異や欠損/挿入が生じた際には、検出できない場合があります。
    (検査結果判定により発生する問題に関して、タカラバイオ株式会社は一切の責任を負いません。)
  • 判定の確定には遺伝子検査だけではなく、培養検査などの結果も併用の上、ご判断ください。

 遺伝子検出・検査 関連試薬の選択フローをご利用ください

分野別の試薬選択フロー
手法別の試薬選択フロー

「遺伝子検査(食品・水質・家畜他)」関連のお役立ち情報専用ページもご参照ください。
注意事項
  • 本製品は食品分析および環境分析用試薬です。ヒト、動物への医療、臨床診断には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。検査結果判定により発生する問題に関してタカラバイオ株式会社は一切の責任を負いません。
  • タカラバイオの承認を得ずに製品の再販・譲渡、再販・譲渡のための改変、商用製品の製造に使用することは禁止されています。
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