第4版レジオネラ症防止指針に収載されたレジオネラ属菌遺伝子検査法(生菌検出法、生菌死菌検出法)

レジオネラ属菌の遺伝子検査法には、生菌由来の遺伝子のみを検出する方法(生菌検出法)と、菌の生死に関わらず遺伝子を検出する方法(生菌死菌検出法)の2種類がある。(厚生労働省健康局生活衛生課長通知(平成27年3月31日)「循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル」の改正について(健衛発0331第7号))
qPCR法などの一般的な遺伝子検査では、生菌のみならず死菌であってもDNAを検出するため、すべての陽性結果が感染の危険性を示すわけではない(生菌死菌検出法)。
これに対し、LC EMA-qPCR法やEMA-qPCR法は、遺伝子検査の最大の特長である迅速性に加え、生菌を選択的に検出する利点を備えている(生菌検出法)。
平成29年8月には、「第4版レジオネラ症防止指針」(公益財団法人日本建築衛生管理教育センター)が改訂発行され、迅速検査法のひとつとして、従来のqPCR法に加えて「生菌のみを検出する遺伝子検査法」が収載され、培養法との一致率がより高い方法としてLC EMA-qPCR法とEMA-qPCR法が紹介されている。

レジオネラ属菌の遺伝子検査法について

■レジオネラ属菌の遺伝子検査法

分類 手法 概要 結果判定 検査法の特長 詳細
生菌
検出法
1. LC EMA-qPCR 液体培養(18時間)後に、EMA処理およびqPCR検出を行う。 検査開始
2日目
液体培養とEMA処理の組合せにより、確実かつ高感度に生菌選択的な検出ができる。 詳しくはこちら
2. EMA-qPCR 液体培養を行わず、ろ過濃縮検体をそのままEMA処理し、qPCR検出を行う。 検査開始
1日目
LC EMA-qPCR法に比べ、18時間の液体培養が必要ないためより迅速(採水当日に判定可能)。 詳しくはこちら
生菌死菌
検出法
3. qPCR ろ過濃縮検体からqPCR検出を行う。 検査開始
1日目
菌の生死にかかわらず遺伝子を検出する。死菌の存在も潜在的な汚染リスクとして評価できる。 詳しくはこちら
qPCR検出:リアルタイムPCRによる遺伝子検出

■各工程について

液体培養(LC)

18時間の液体培養により生菌のみが増幅し、相対的に生菌の選択制が向上する。

EMA処理

死菌由来DNAをEMA(ethidium monoazide)修飾することでPCR増幅を抑制し、生菌由来DNAの選択的な検出を可能にする。

EMA処理
EMA-PCR法の原理について、詳しくはこちらもご覧ください。

DNA抽出

簡易抽出試薬またはカラム精製により、リアルタイムPCR用の鋳型DNAを調製する。

リアルタイムPCR

リアルタイムPCRによりレジオネラ属菌の遺伝子検出を行う。
キットに添付のポジティブコントロールを用いた定量解析が可能である。

■ レジオネラ属菌遺伝子選択ガイド

レジオネラ属菌遺伝子検査スタートアップキャンペーンページ

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