ApopLadder Ex™
(Apoptotic DNA Fragments Extraction Kit)
アポトーシス断片化DNAの定量検出
ApopLadder Exで抽出した断片化DNAを定量するため、96 well蛍光用マイクロタイタープレート中で、50 μlの抽出DNA溶液の希釈系列にSYBR Green I(製品コード 50512;10 mM Tris-HCl(pH7.5)、1 mM EDTA液で200倍希釈)溶液を1 μlずつ加え、蛍光強度を蛍光マイクロプレートリーダーで測定した(ex. 485 nm, em. 538 nm)。図2に示すように、アポトーシスを誘導したP3U1細胞からの抽出DNA溶液の希釈系列と相対蛍光強度には直線的な比例関係が認められ、断片化DNAの定量化が可能であることが示された。さらに、10
5個のP3U1細胞(アポトーシス率約50%)からの抽出DNA溶液を32倍希釈しても断片化DNAは検出可能であったことから、計算上は約2% という非常に少ないアポトーシス細胞を検出できると考えられる。
図2 ApopLadder Exにより抽出されたアポトーシス断片化DNAの定量性一方、弊社の蛍光イメージアナライザーFMBIO II Multi-Viewを用いると、図3に示すように、蛍光用マイクロタイタープレートを用いなくても、通常の96 wellプレートで直接画像として瞬時に簡便なチェックが可能である。
図3 蛍光イメージアナライザーFMBIO II Multi-Viewによるアポトーシス断片化DNAの定量的迅速画像解析
ApopLadder Ex™
(Apoptotic DNA Fragments Extraction Kit)