製品説明
アポトーシスは、クロマチンDNAのヌクレオソーム単位(185 bp)での断片化が起こることが必須条件とされている。本製品は特殊界面活性剤を含むLysis buffer、酵素試薬、DNA沈殿剤、Loading bufferからなるキットで、この断片化DNAを培養細胞から選択的に抽出することができる(エタノール沈殿処理まで2.5時間の所要時間)。本製品を使用することにより、妨害となるインタクトクロマチンの混入を最小限に抑え、より高感度なladderingの検出が可能となる。
また、ApopLadder Exと蛍光色素(SYBR Green I;製品コード 5760A, 5761A)とを組み合わせることにより、断片化DNAの定量も可能となる。
内容
(24回分)
1. Lysis buffer | 1.2 ml×4 |
2. 10% SDS solution | 0.48 ml |
3. Enzyme A | 0.48 ml |
4. Enzyme B | 0.48 ml |
5. Precipitant | 1.04 ml×3 |
6. 6×Loading buffer | 0.48 ml |
保存
-20℃
原理
アポトーシスを起こした細胞をlysis bufferで処理した後、遠心分離し、上清を得ることにより、断片化DNAをインタクトクロマチンから分離する。この上清を酵素試薬で処理することにより不純物であるタンパク質とRNAを分解した後、DNA沈殿剤を用いて断片化DNAを分離する。
注意
本製品は、サンプルとして培養細胞を用いるように設定しています。
本製品を用いて組織からのDNA抽出は行えません。