pAUR123は発現用プロモーターとして
Saccharomyces cerevisiaeのアルコール脱水素酵素遺伝子ADH1 のプロモーター
6)を有している。発現させたい遺伝子を開始コドンATGを含む形で
pAUR123のマルチクローニングサイトに挿入すると、形質転換体は構成的に挿入遺伝子を発現させることが可能となる。
ここでは、
lacZ遺伝子を
pAUR123に挿入したプラスミドベクター(pAUR123-
lacZ)を用いて、Aureobasidin A耐性酵母形質転換システムで効率良く形質転換できる
C. glabrata TIMM1062株での
lacZ遺伝子の発現を調べた。