Anti-Human Influenza Virus

C179, F49, 9D6抗体を用いたインフルエンザウイルスのタイピング

【方法】
96穴マイクロプレートに単層培養されたMDCK細胞に、患者うがい液より分離したウイルスを3穴ずつ接種し、35℃で16時間培養する。上清を除き、PBSで洗浄した後、99%エタノールで10分間固定し、1%BSAでブロッキング操作を行う。次に各抗体(終濃度1 μg/ml)、ウサギ抗マウスIgG抗体(Organin Teknika社)、およびペルオキシダーゼ-マウス抗ペルオキシダーゼ複合体(Organin Teknika社)を順次反応させる(PAP法)。この場合、各々の反応は37℃で30分間行い、反応後はPBSで洗浄する。最後にジアミノベンジジンを加えて発色させた後、顕微鏡で観察する。この3穴の染色結果のパターンより、インフルエンザウイルスのタイピングを行う。

詳しい方法と結果は下記文献をご覧ください。
植田稔、奥野良信(1997)日本胸部臨床 56巻11号:S116-S121
Ueda, M. et al(1998)J. Clin. Microbiol. 36, 340-344.


【結果】
抗体 タイピング
 C179  F49   9D6 
 H1N1またはH2N2 
H3N2
B

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