Pyrobest™ DNA Polymerase

大腸菌のゲノムDNAを鋳型として2 kbの増幅反応を種々の量の鋳型を用いて行った。

Template JM109ゲノムDNA ：10 pg, 100 pg, 1 ng/50 μl 酵素量 Pyrobest DNA Polymerase ：1.25 U/50 μl S社DNA Polymerase ：1.25 U/50 μl PCR反応条件： 94℃ 30 sec 58℃ 30 sec 72℃ 1 min 30 sec　 ┐ │ ┘ 30 cycle サーマルサイクラー ：TaKaRa PCR Thermal Cycler MP ゲル ：1％ Agarose L03「TAKARA」（製品コード 5003） アプライ量 ：5 μl/50 μl反応液 レーン 1： Pyrobest DNA Polymerase/Pyrobest Buffer 2： Pyrobest DNA Polymerase/Pyrobest Buffer II 3： S社DNA Polymerase M： pHY Marker

Buffer IIを用いて反応を行うことにより、今までのbufferでは増幅産物の認められなかった10 pg/50 μlの鋳型量においても増幅が確認された。また、100 pg/50 μl, 1 ng/50 μlの鋳型量においても増幅産物量の増大が認められた。一方、S社DNA Polymeraseは、このターゲットの増幅に関しては適さないようで、1 ng/50 μlの鋳型量においても増幅が確認できなかった。